どうして秋(しかも夏日)に冬麒麟が売っているの?

麦酒雑記

どうも、麦酒男です。

この週末は、東京では最高気温が25度を超え、夏が戻ったかのようでした。
昨日が最終日となった横浜赤レンガ・オクトーバーフェスト
さぞかし盛況だったのではないでしょうか…

そんな中、コンビニの棚で冬麒麟を見かけたので、一応買ってみました。

キリンビール 冬麒麟

まるで夏のような秋なのに冬麒麟… なぜ今、冬麒麟が発売されるのでしょうか?
カレンダーでも暦の上でも、10月中旬は秋ですよね…
そこには、顧客を見ていないメーカーの姿勢があるような気がしてなりません。

今、缶ビールが売れている現場といえば、スーパーコンビニです。
そこで売ってもらえなければ、置いてもらえなければ、売り上げもないわけです。
メーカーとしては、決められたスペースの中で、
どのように自社の商品を並べてもらうかが大切なわけです。

お店にしてみたら、どうせ置くなら売れる商品を置きたいわけで、
「たくさんテレビCMをやりますから!」
「他のお店でもたくさん売れていますから!」
「新商品なので売れますよ!」

というメーカーの売り文句で「じゃあ、どれくらい置きましょう」となりますよね。

新商品… 新しいいろいろなビールが飲めるのは幸せです。
なんですが、ビールは鮮度が命です。特に大手メーカーが販売するビールは、
古くなったら美味しくないわけです。つまり、冬麒麟は発売された今飲んでこそ、
その実力が分かるというもので、冬まで待っていたら、どんどん美味しくなくなります。

さて、ではどうしてそんな冬のビールを今、出すのでしょうか?
そこには「他社よりも先に冬限定のビールをリリースしたい」という
思考があるのではないかと推測します。
(むしろ、今はキリン秋味が新発売としてお店に並ぶべきでしょう!)

キリン 秋味

消費者のニーズにあったおいしいビールだったり、新しいスタイルの提案ではなく、
「他のメーカーに負けないように、棚の占有率を上げられるように」ということで
この時期に冬のビールが売られている、そんな風に僕には思えますし、
それだったら、夢もロマンもない話だなぁ、と。
マーケティング重視に思えるふたつの大手メーカーから
今、冬のビールが販売されている、というのは皮肉なものです。

まあ、これは僕個人の推測で、何か別の理由があるのかもしれませんので、
皆さんもいろいろと考えてみていただければと思いますし、
そんなことを考える秋の夜長は、もちろんビールを飲んで過ごしますよ!

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