どうも、麦酒男です。
チェコ政府観光局&Linkトラベラーズとのタイアップでチェコへの旅に行ってきました。ピルスナー・ウルケルの工場見学の後には、注ぎ方講座が待っていました。PILSNER URQUELL DRAFT BEER WORKSHOP です。
この工場に勤めて50年というベテランの方にお話を伺いつつ…
ビールをいただきつつ…
おつまみもありがたくいただきつつ…
泡が大事なプラズドロイ
プラズドロイ(=ピルスナー・ウルケル)に関してはとにかくいろいろなこだわりがあり、グラスを洗う洗剤も決まっているんだそうです。
中でも一番こだわっているのは泡なのだそうです。注ぎ手によってはマグの半分近くが泡の状態でサーブされますが、きめ細やかな泡がプラズドロイのバランスを調整しているのだそうです。
ここで泡のないプラズドロイを注いでみましょう。
早速受け取って飲んでみると…
こっちの方が好みでした! 美味しいです、これ。キレというか、味の引き際は少し遅いですが、苦味がありつつ、甘さも際立って、個人的には理想の味でした。先生、ごめんなさい。
ちなみに、ほぼ泡のビールも作ってくれました。
ビアバーでは「ミルコ」とオーダーすると出て来るもので、ビールをたくさん飲めない若者に人気なのだとか。
僕は、泡なし>通常>ミルコの順で好みでした。ビールの注ぎ分けは今までも体験していますが、プラズドロイは特徴がわかりやすくて面白いかったです。
注ぎ方講座・実技編
いよいよ自分でビールを注ぎます。先生の指導の下、公式の注ぎ方で注ぎます。まずはマグをリンサーで流して、小さなホコリを流します。
いざ!
まずは蛇口を垂直になるくらいまで捻ります。どちらかというとあまり捻らない感じですかね。そうすることで泡が出てきます。
泡が半分くらいまで来たら、蛇口をさらに捻って、ビールを勢いよく注ぎます。
グラスを垂直にして、泡が上まで来たら完成!
と、解説してますが、注ぎ始めから完成まで3秒位だったかな。
なかなか上手に注げたのではないでしょうか。初めての自分で注いだプラズドロイをいただきましたが、これまた感無量なのです。こういう時って「美味しい」とかではなく「感無量」なんですね。不思議な感覚でした。
さらに、この講座に参加するともらえる名前入りのマグにも注いで飲んでみました。もちろん、あまり泡は入れずに…(先生、ごめんなさい)
やっぱりこちらの方が好みです。5月にチェコに旅行に来た時に、どこで飲んだビールが一番美味かったかって、なぜかHOOTERSだったんですが、なんとなくその謎が解けました。
工業的な工場見学へ
何杯飲んだでしょうか… 2回トイレに行ったのを覚えています。タッピングスクールを終えた我々は、工場見学に戻りました。今度は伝統を学ぶというよりは、近代的&工業的な工場の見学でした。
さすがにでっかい工場、という感じですね。
こちらではプラズドロイ以外のビールも造っているんですね〜。
日本の大手メーカーの工場とそんなに違いは無いなぁ、なんて思っていたら…
私服で働いている人がいた…
これは日本の大手メーカーの工場では見られない光景な気がします。
名前入りの無濾過プラズドロイをお土産に
工場見学の最後にお土産をいただきました。これがビックリ、無濾過プラズドロイを名前入りのボトルにいれて… というものでした!
ここまでのアクティビティは誰でも申し込めば楽しめるものだと思いますが、これが誰でもいただけるものなのかはわかりません。これがいただけるという話は聞いたことが無かったので、本当に驚きましたが、日本には持って帰れないよなぁ、ということで…
数日の移動の後にホテルでいただきました。ボトルから注ぐので、あまり泡が立たなかったんですが、泡を立ててキリッと飲むなら細いグラス、甘みも楽しむなら口の大きいグラスが良かったです。とはいえ、ここまでの移動が良くなかったのか、工場で飲んだビールには敵いませんでした。やはりビールに旅をさせてはいけないようです。
ということで、またいつか、最高においしい大好きなビールを飲むために、プルゼニュに帰ってきたいと思います。何日か滞在して、プラズドロイを飲んだくれたい… 毎日同じ店に通ってみたい… そんな願いを抱くピルスナー・ウルケルの工場でした。
関連リンク
Plzeňský Prazdroj(公式サイト)
PILSNER URQUELL BREWERY TOUR(公式ページ)
ピルスナーウルケル醸造所(トリップアドバイザー)