どうも、麦酒男です。
チェコ政府観光局&Linkトラベラーズとのタイアップでチェコへの旅に行ってきました。旅は二日目にして、いきなりクライマックスを迎えました! ピルスナー・ウルケルの工場見学です! この門をくぐると…
ババーンとでっかい工場が広がっているのですが、まさかこれではない、というのはこの時にはわかりませんでした。裏面があるというか、隠しマップがあるというか…
ちなみに表面、というか通常の案内マップです。
ここからとにかくとんでもない情報量だったので、写真をメインにバババッと紹介します。写真、40枚以上ありますが、これで前編になります。
まずはビジターセンターのようなところで基礎知識を学んでいきますが、個人的に大事だと思うことをまずはまとめてみました。
・チェコは一人当たりの年間ビール消費量世界一の国である(日本の3倍超)
・日本で一番メジャーなビールスタイル「ピルスナー」はここから生まれた
・ピルスナー・ウルケルは現地の言葉ではピルゼンスキー・プラズドロイ
プルゼニュの歴史あるビール造り
こちらはピルスナー・ウルケルの工場があるプルゼニュの昔の地図です。ちょっと濃い色で塗られている建物がたくさんあると思いますが、これは以前、ビールを醸造していた建物なんだそうです。
ヨーロッパでは、ビールは自家醸造していたので、大阪で言えば「たこ焼き器のある家」くらいのマップなのかもしれませんが、やはり驚きました。
さて、歩みを進めると出てきたのはこんな設備のある部屋。醸造するには規模が小さいな、と思っていたんですが…
こちらは現在も使われている実験室なんだそうです。
奥に進むと、客席が動いてぐるっと回るシアターでムービー鑑賞です。
映像を見終わったら、ディズニーランド的にスクリーンの横が開いて、さらに奥に進みます。ここからは原材料の説明のエリアです。
お水は地下水を使っているとのこと。ピルスナーウルケルは軟水を使っています。
こちらはホップです。
ホップは収穫したまま使うのはなく、必要な部分だけを加工し、ペレット状にして添加するのですが、見学ツアーでは風味がわかりやすいように、ゴリゴリと砕かれて出てきます。
偉大なる醸造設備とキリスト像
続いては、醸造タンクの並ぶエリアへ…
こちらでは醸造の工程を動画で解説してくれます。
醸造所の中にもキリストの像がありました。日本のビール工場では見たことのないものでしたが、聞けばチェコの方々はそんなに信心深くは無いそうです。
新しい設備の方には無かったですかね。
こちらは管理室。もちろん働いている方がいらっしゃいました。
醸造の説明が書かれたボードもありました。
ここからは歴史的なエリアです。まずは初期に使っていたビールの発酵プールです。
さらに歴代の工場長が飾られていましたが、ピルスナー・ウルケル(チェコの言葉でピルゼンスキー・プラズドロイ)を造った初代工場長のヨーゼフ・グロルの肖像だけひどかったです。なんでも嫌われていたとかいないとか。
地図に載っていないエリアで無濾過のビールを…
さて、ここから裏面です。なぜか地下に進みます。
プルゼニュには多くの地下室、地下道があるとのことですが、この工場の地下もかなり開発されていました。
とにかく広大なんです。
こちらが地下室のマップです。地下って規模じゃないですね。
さらに奥に行くとでっかい樽が並んでいますが、これを上から見ると…
なんとビール醸造中でした! ビックリ! 開いてていいんだ!
この、昔ながらの方法で造られた無濾過のプラズドロイを、なんといただくことができるようです! ということでグラスを受け取り、奥に進んで…
無濾過のプラズドロイを注いでもらって…
最高のやつ、いただきます!!
僕が人生で最初に飲んだビールはなんだったかな… でも、ピルスナースタイルのビールだったと思います。そのオリジナルであり、最高のビールをここでいただくことができるなんて… 感無量です!
ちなみに、ここでの試飲ですが、以前はプラカップでの提供だったものが先日、グラスに変更されたそうです。やっぱりグラスで飲みたいですもんね、これはうれしい変更です。
が! 中国人のツアー団体が来ると、大量に持っていかれてしまうとかで、3ヶ月で600個も無くなったそうです。日本人はそんなことないから安心、とのことでした。皆さん、グラスはちゃんと返却しましょうね!
ということで、無濾過のプラズドロイを試飲して昇天したいところですが、この後もまだまだスペシャルなコースが待っていました。ビールツアーは続くよどこまでも…
後半「ピルスナーウルケル工場で自分で注いだプラズドロイを飲んできた!」に続きます。
関連リンク
Plzeňský Prazdroj(公式サイト)
PILSNER URQUELL BREWERY TOUR(公式ページ)
ピルスナーウルケル醸造所(トリップアドバイザー)