どうも、麦酒男です。
いろいろなレポサドを飲んでみたい! という欲求はコレクター気質、もしくはオタク気質を刺激しました。ジョージ・クルーニーやロック様こと、ドゥウェイン・ジョンソンがリリースしたテキーラがあると聞けば、そのレポサドを飲んでみたいし、日本には輸入されていないレポサドにすごい好みのものがあるかもしれないし…
ということで、とりあえずいくらくらいで買えるのか、どんなテキーラがあるのか、アメリカの通販サイトを見てみました。
アメリカの通販サイトはテキーラ天国だった
いくつかのサイトを見てみましたが、今回利用したのが「UPTOWN SPIRITS」 というサイトです。テキーラ以外にもいろいろなお酒や関連グッズを扱っているし、サイトとしての評価やサポート体制も悪くなさそうでした。
で、テキーラを見てみると、そりゃあまあいっぱいある! テキーラだけで「1022 results」ですよ。しかも、日本の値段と比べて安い! たとえば、Fortaleza Reposado(フォルタレサ レポサド)は58.95ドル、日本円で6,500円くらいですが、日本で買ったら8,000〜9,000円しますからね。
これ、送料他もろもろで20,000円くらいかかったとしても、10本くらい買ったら、元が採れるんじゃ… ということで、協同購入する友だちを募り、合計10万円以上の仕入れをすることにしました。
送料も税金も伊達じゃ無かった…
「○本以上買ったら送料無料!」とか「○本までは送料一律」とか、そういう仕組が日本にはありますが、残念ながら「UPTOWN SPIRITS」にはそれが無く、1本ごとに約3,000円の送料が加算されるだけでした。他にも税金がかかるだろうし、さすがにちょっと日和りまして、友だちと相談して、友だちは2本、僕は3本、合計の5本のテキーラを購入、オトナの趣味、もしくはお勉強として輸入してみることにしました。
と、ここで耳寄りな情報が…
「UPTOWN SPIRITS」から日本に送るには国際輸送の大手・DHLを使う必要があるんですが、個人輸入のサイトを利用すれば、もっと安くすむかも… ということで、日本語版もある個人輸入サービス「SHIPITO」を利用してみることにしました。UPTOWN SPIRITSでは日本までの送料が200ドル近くと出ていましたが、アメリカ国内のSHIOITOの倉庫への送料は36.61ドルでした。
さて、SHIPITOから日本への送料は、SHIPITOの倉庫に荷物が到着してからしかわかりません。到着後、サイズや重量とともに計算された送料は… 170ドル! うん、変わらないか、もしくは高くなっちゃってるじゃん! ということで、6ドル分くらいは勉強代かな、と思いつつ、SHIPITO からの発送手続きを進めるのでした。
SHIPITOから複数のテキーラを発送できず!
が、SHIPITO からうまく発送ができない旨の連絡が入ります。
肝心なところが英語なわけですが、アルコールの国際便に関しては、何か特別な書類を出さないといけないとのこと。
それを調べつつ、何度かやりとりをして、手続きを進めて…
遂に発送!
とはならず! しかも、そもそも日本へは発送できないって!?
SHIPITOから複数のテキーラを発送できなかった理由
調べてみたところ、ハイアルコールのお酒の場合、1回の荷物で発送できるのは1リットルまでのようでした。テキーラのボトルは1本750mlなので、5本まとめての発送は無理、となります。SHIPITO では分割配送もやってくれるんですが、分割できる数は3つまでとのこと…(ちなみにビールは数リットルまでいけるようです)
詰んだ! よくわからないなりに詰んだ気がします。
ここで気持ちを切り替えて、アメリカの知人の家に送ってもらって、いつか僕が取りに行くよ… なんて考えになりました。テキーラは買えたんだ、手元にないけど、知人に預かってもらえたら、いつかは飲めるじゃないか…
ということで、SHIPITO に「アメリカの他の住所に送って〜」と連絡をしますが、返ってきたのはこの返事。
SHIPITO「国際便で手配しているから、アメリカ国内へは送れないよ。ただし、元の場所に返送するのはあり」ということで…
やっぱり詰んだ! 八方塞がりとはこのことか。
SHIPITOの倉庫に現物を代理で受け取りに行ってもらったとしても、僕のIDじゃないと受け取れないだろうし、コロナ禍が明けて僕がアメリカに行くまで倉庫に保管しておくとしてもお金がかかるし…
ちょっとでも送料を浮かそうなんて考えなければ良かった。こういうミミッチイ心が地獄を招く、そんなことを痛感しました。
さて、ダメ元でUPTOWN SPIRITSに連絡をしてみました。カスタマーサポートに事情をメールして、返送された荷物を再度国際便で発送してほしい、送料はもちろん払います、と。
UPTOWN SPIRITSとのやりとりは英語でしたが、レスポンスは早く、なんと受け入れてくれることに!
ということで、SHIPITOの倉庫からUPTOWN SPIRITSへの返送費用 36ドル、そしてUPTOWN SPIRITSから日本への送料 203ドルを支払い、やっと僕らのテキーラがアメリカを出国したのです。
輸入にかかった送料、税金
さて、日本に入った我らがテキーラ、まずは大阪に到着したようで、大阪の市外局番から中身を確認する電話がありました。先方は各テキーラの名称はわかっているようですが、詳細情報が無いとのことで、それぞれのアルコール度数を聞かれました。
その連絡から4日後… 着払いで大きなダンボールが届きました。着払いの内容は送料ではなく、税金まわりです。金額はもろもろ合わせて8,800円でした。
つまり、テキーラ5本をアメリカの通販サイトから取り寄せると、送料と税金等あわせて約30,000円かかった計算になります。僕の場合は余計なことをしてプラス1万円くらいかかってるんですけども…
さて、ダンボールを開けてみると、ビニールでぐるぐるに巻かれたテキーラが出てきました。那田蜘蛛山を思い出しました。
一生懸命、ビニールを解いていくと…
アメリカから輸入したテキーラたちです。左の TEREMANA はロック様のテキーラ、右の CASAMIGOS はジョージ・クルーニーが創設したテキーラ、そして真ん中の EL TESORO は新橋のドンブランコで飲んだ思い出のテキーラです。いずれも今、日本では普通に売ってないので取り寄せてみました。
今回、送料と税金は友だちと折半したものの、輸入したテキーラはリーズナブルなものばかりだったので、テキーラ3本のお値段 約17,000円に対して、送料+税金も約17,000円、さらに無駄な出費が約10,000円となりました。無駄な出費を無くして、輸入するテキーラの単価を上げていけば送料の割合は低くなるわけで、そういう点では高額なテキーラだったら個人輸入もアリなんじゃないかと思いました。
いやはや、いい勉強になりました!
👇に続く