アメリカのクラフトビール輸出が好調! さて日本は?

ビールの知識

どうも、麦酒男です。

アメリカのビール酒造組合(Brewers Association)の発表によると、
クラフトビール輸出がとても好調とのことです。
参考:Craft beer exports nearly double in 2011(BEER PULSE.COM)

アメリカのクラフトビール輸出が好調

アメリカのビール酒造組合のボブ・ピーズ氏は、
「国際的な売上高の成長が顕著で、長引く世界的な景気後退の中の光です。
 購買力の減少にもかかわらず、アメリカのクラフトビールに対する
 消費者の需要が堅調に推移しており、ブラジルやインドなどの新興市場でも
 アメリカのクラフトビールブランド、彼らのポートフォリオを拡大し続けてきた」
と述べています。


これはアメリカの農務省が資金を援助した “BA輸出開発プログラム” の効果も大きいようで、
2004年に開始されて以来、アメリカのクラフトビールの輸出は約500%増えたとのこと。
素晴らしい成果ですね。日本でもこういう取り組みって行われているのでしょうか…?
やっぱり、国の施策として、援助してもらえるっていうのは強い気がします。

アメリカからアジアへの輸出もかなり増えているようですし(比較値ですが…)
日本のクラフトブルワリーも、アジアへの販路を拡大できたらいいですよねぇ。
特にアメリカでアワードを獲っているようなビールに関しては、
どんどん広がって、規模も大きくなったらいいなぁ、と思います。

ちなみに…

ビール酒造組合(Brewers Association)とは…
アメリカで World Beer Cup やGreat American Beer Festival などを
運営している非営利団体で、アメリカの醸造業の70%が属している団体。
日本にも同じ名前の団体がありますが、こちらは大手メーカー5社によるもので、
公式サイトを見る限り、ディフェンシブな活動が多いようです。

アメリカはクラフトビールブームが来ている、と云われていますが、
日本でもそう遠くない未来にブームが来そうな気がします。
ただ、日本でブーム化するにはマスメディアでの展開が重要ですが、
マスメディアは大手メーカーのスポンサードが多く、
競合となるクラフトビールは扱いが難しいのではないかと思います。
着実にファンを増やしつつある、とは思いますが、
いったいどういった経緯でブレイクするのか、
そしてその後、どんな展開を迎えるのか、とても興味深いところです。
 


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