ビールミーティングの裏側 (まじめ語り)

ビールミーティング

どうも、麦酒男です。

金曜日に行われた秋のビールミーティングはとても楽しいものでしたし、
ビール好きのみんなだからできたイベントになったと思います。
主にブログとtwitterがキッカケでできたこのイベントなので、
同じようにイベントを思いついた誰かの参考になったらいいなぁ、と
きっかけから直前に気を遣った事、失敗したことなど、書いてみようと思います。
ただし、長文注意!

■きっかけ
まず今回、大規模なオフラインミーティングをやろうと思ったのには
2つのきっかけがありました。

まず、ひとつは twitter で neohawkさんの呼びかけでオフ会になった
ビアタワー建立オフ。僕は参加できなかったのですが、
大人数でどんどんタワーを建てようぜ、とneohawkさんと
お話をしていた経緯があり、大人数のオフを考えていました。

そしてもうひとつのきっかけが、10月に参加した横浜オクトーバーフェスト
以前も行ったことはあるのですが、今年のフェスはなぜかハジケました。
長時間飲んでいたせいもあるのだと思いますが、
とにかくビールを飲んで、唄って踊って、いろんな人と笑いあった!
大人数でビールを飲む、そして生まれる一体感、
「祭りってこういうことか!」と実感しました。

生ビールブログ -とりあえず生!--October Festa by iPhone

ということで、大人数でビアタワーを100本立てる!なんてことも話していたのですが、
おそらくひとつのお店にビアタワーがそんなに無いので
実際は難しいのではないかなと思い、方向性を変えて考えることにしました。

個人的には土曜日のお昼から飲む、という会にしようとしていました。
仕事でドタキャンというのも少なそうだし、なによりお昼から飲む、というのが
ビール好きのイベントっぽいかな、と。
ただ、ブログの読者さんを中心にアンケートをとってみたところ、
土日よりも金曜日の方が圧倒的に人気でした。
ということで、開催日が11月27日金曜日になりました。

■生ビールブログのオフ会の意義

ビール好きを集めるイベントということでポイントを考えた時に
「昼飲み」というのがネタとして面白かったのですが、
そのオプションが無くなり、しかも生ビールブログのオフ会ということで、
ビールが1銘柄飲み放題ではつまらないし、なんだか申し訳ないなぁ、と考えて、
普通は飲み放題にならないビールが飲み放題にできないかと思いました。

以前、20人でのオフ会をやった恵比寿のフットニック
「よなよなリアルエール」や「ヒューガルデンホワイト」も飲み放題にできる
すごいお店なのですが、連続で同じ店っていうのもなぁ、と。
そこで渋谷に新しくオープンした Craftheads を思いつきました。

オーナーのマイケルさんとは、以前にサッポロ・エーデルピルスのイベントで知り合い、
知らない仲でもなかったので「金曜日夜」「貸切」「飲み放題」ということで
相談に伺いました。ちょうどイベントの1ヶ月前でした。
最初は「金曜の夜の貸切は、いつものお客さんに悪いので…」ということでしたが、
開催まで1ヶ月の時間があるので、告知も間に合うかな、と快諾していただきました。
そしてビールに関しても、ある程度リクエストを聞いていただける、とも。

Craftheadsでの開催がほぼ決まったところで、
「このビールミーティングはうまくいく」という予感がしていました。
他では飲めない珍しいビールをサーブできるということ、
そして、その普通は飲み放題にならないビールが飲み放題になるということで
ゲストの皆さんに新しい驚きや発見を提供できると思いました。

ちなみにこの日に飲み放題として登場したビールはこちら。

・サンクトガーレン 湘南ゴールド
・サンクトガーレン ペールエール
・Ballast Point Levonian Sour Ale
・Great Divide Titian IPA
・Southern Tier Iniquity Black Ale
・Southern Tier Un Earthly Double IPA

おそらくこの日に出たビールを全部飲んだことがあるという人は、
会場に3人くらいしかいなかったんじゃないかと思います。

新しいビールの発見、人との出会い、これこそが生ビールブログの
オフラインミーティングの意義になると思いました。

■参加人数をどう読むか…

Craftheads は50人までであれば着席でOKというお話でしたが、
なぜか、当初は100人で飲むことを目標にしていました。
ただ、金曜日の夜ということもあり、まったく人数が読めませんでした。
なので、まずは募集をかけて様子を見ることにしました。

ブログと twitter、ほぼ同時に募集をかけましたが、
twitter では、10万人以上のフォロワーを持つネタフルコグレさん
RT(メール転送のようなもの)によって、かなりの人の目に触れたと思います。
この「通称・コグレ砲」のおかげで、僕と接点の無かった方にも
興味を持っていただき、多くの方にご参加いただきました。

イベント当日は月末の金曜日、そして新型インフルエンザなど、
ドタキャンになりそうなネガティブな要素はたっぷりだったのですが、
参加申し込みが落ち着いた70名あたりで受付を締め切りました。
まあ、5人くらいのキャンセルが出て、65名くらいでちょうどいいかな、と。

■ビール関係者に来てほしい!

僕自身はビールが大好きですが、そこまでビールに詳しいわけではありません。
そういう意味ではビールに詳しい人や醸造者の方に来ていただいて、
盛り上がるだけではない楽しみもあっていいのかな、と思いました。
参加された方がビールをもっと好きになって帰ってくれるように。

そこで今回お声がけさせていただいたのが、神奈川・厚木にある
サンクトガーレンの広報、美希さんでした。
イベントで何度かお見かけしていたのですが、面識はありませんでした。

ただ、twitter のアカウントをお持ちでしたので、
日々、ビールのお話などやりとりをさせていただいていました。
ある日、ダメもとでお声がけさせていただき「調整してみます」との
お返事をいただきました。ブルワリーの方とお話する機会ってなかなかないですよね。
ということで、Craftheads のマイケルさんに相談をして、
イベントではサンクトガーレンのビールを2種類入れていただくことになりました。
サンクトのおいしいビールを飲んで、そのビールについて
お話を伺える、というのはある意味ですごく贅沢な時間だと思います。
ここでも「うまくいく」という予感が強まりました。

結局、イベントには美希さんだけでなく、サンクトの社長の岩本さんも
いらしていただきました。こんな個人のイベントにどうして来てくれたのか、
それともそういうものなのか、聞いてみようと思って忘れていました。
いつか伺ってみたいと思います。

■二次会について

イベントの開始時間は19時30分からにしたので、終わった後も
二軒目に行こうと思ったらいける時間ですし、素敵なビールのお店が多い渋谷なので
ぜひ二次会にも行ってほしいなぁ、と思いました。
渋谷がビールの街だと印象付けるためにもいろいろと紹介しようと思い、
直前になりましたが、渋谷ビールマップというエントリーも書きました。

ただ、それだけではつまらないかな、と思い、二次会のお客さんは
割引みたいなことが他のお店でもできないかなと。
会場ではないビアバーの方々にこういうお願いするのにメールや電話は失礼だと思い、
実際にお店に伺って、ビールを飲みつつお話しなきゃと思っていたのですが、
なかなかその時間がとれず、結局は渋谷・BERGO下北沢・うしとら
2店舗だけになってしまいました。ここは準備不足でした。
次回は、早めにお店に交渉をして、帰り際に二次会マップみたいなものを
渡せるようなことが出来たらいいなぁ、と思っています。

■動画でごあいさつ?

ビールのイベント、しかも普段とは違って強いビールが飲み放題のイベントなので、
酔いつぶれたり、場合によってはリバースする人が出てくるのでは、
という懸念がありました。ユーキ。さんに伺ったところ、以前に他のイベントで
お店の階段で誰かが吐いてしまい、地獄絵図になってしまったことがあるとか…。
さいわい、Craftheads は自分でお水を汲める仕組みがあったので、
チェイサーをしっかりと飲んでください、というお願いを徹底することで
悪酔いする人が出ないようにしようと思いました。

メールでもクドイくらい注意事項として書いていたのですが、
さらなる注意喚起のために、動画を撮ってそれを見てもらうことにしました。
とはいえ、水を汲んでいる動画や吐いているものではなく、
僕がただただ当日の注意事項や二次会にオススメのお店を話しているものでしたが…。
ただ、動画にしたのは注意喚起の他にもうひとつ理由がありました。

当日「壁の花」になってしまう人が出ないようにしたかったのです。
というのも、ひとりで参加される方が結構多かったので、
最初はどうしても話かけづらかったり、何を話していいかわからなかったり、
ひとりの状態になってしまいがちかなと思いまして。

僕も最近は「ビール大好きなんです」とか「メロンパンでテレビ出ました」とか
ネタがあるので、それを話していますが、以前は「相手に不快な想いを
させるんじゃないか」って考えて、しり込みすることが多かったです。
なので、まずは僕には話しかけやすい状態は作っておければと考えました。
動画を見た方であれば「あいつが麦酒男か」とかどういうテンションで話す人かとか、
少しはわかっていただけるんじゃないのかな、と。

■いざ、ビールミーティング!

さて、イベント当日はもう流れるまま、流されました。
とにかくみんなが笑顔で帰れるように、ビールをもっと好きになってもらえるように、
そして自分を犠牲にはせずに、自分も楽しめるように!

生ビールブログ -とりあえず生!--麦酒男

ただ、イベント中にひとつ失敗がありました。それはタバコのこと。
Craftheads は店内禁煙ですが、お店を出てすぐのところに喫煙スペースが
設けられています。ただ、そこには灰皿が無かったのです。
僕はタバコを吸わないので、そこに頭が行かなかったです。
携帯灰皿を使って事なきを得ましたが、喫煙についてのチェックは
次回以降も気をつけたいと思います。
そして、みんなの分もまとめて携帯灰皿を買ってきてくれたしげさん
本当にありがとうございました!

21時過ぎにはサンクトガーレンのビール2種類を飲みきり、
22時には飲み放題のラストオーダー、酔いつぶれる人も、
何かを壊したりすることもなく、無事にイベントは終了しました。

次の日、オフィシャルカメラマンとして 撮影をお願いした
neohawkさんから写真が送られてきました。
みんなとっても素敵な笑顔で盛り上がっていました。
そう、ビールは笑顔が似合うお酒! 乾杯の一体感を思い出しました。

生ビールブログ -とりあえず生!--ビールに乾杯!

■ビール最高!!

日本酒、ワイン、焼酎、ウイスキー、シャンパン …お酒はいろいろあるけど、
みんなでここまで一体になれるお酒ってないんじゃないかと思います。
英語で言えば 「Yeah!」、日本語で言えば「ワッショイ!」かな?
酔いつぶれないけど、バカになれる、そして笑顔になれる、ビールって最高!

次回はいつになるかわからないし、今回以上のものを、って考えちゃうと
なかなか難しい気もしますが、また企画したいと思います!
今回ご参加いただいた方はもちろん、参加できなかった方も
次回はぜひ一緒に楽しみましょう!

See you next BEER MEETING! Yeah!

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