どうも、麦酒男です。
川崎に誕生したクラフトブルワリー「ブリマーブルーイング」の
ブルワリーツアー(工場見学イベント)に行ってきました。
工場はJR南武線の久地駅から徒歩8分くらいのところにありました。
工場内は、ブリューマスターのブリマーさんが案内と解説してくれたのですが、
その前に使っているモルト(麦芽)の説明がありました。
基本的には、焙煎することで色が濃くなっていき、香ばしい香りも出てきます。
チョコレートモルトと呼ばれる黒いモルトをかじってみると、
香ばしくも、美味しい麦芽の味がしました。
そして、いよいよ工場に入っていきます。
工場に入ると、釜やらいろいろな設備がドーンと目立ちます。
このアンバーな色の釜は煮沸釜。ここで粉砕したモルトを煮込んで
麦のジュースを造るんですね。ブリマーさんの説明は英語なのですが、
横で奥様が日本語に翻訳してくれるので、内容はしっかりと理解できました。
工場で使っている釜や機械の多くはドイツ製のようで、
こんなエンブレムをいろいろなところで見ることができました。
元々は、広島にあった地ビールメーカーが開発をやめてしまい、
その機械を譲り受けたものなのだそうです。
こんな感じで配電盤もあり、かなり大掛かりだったので、
これを広島から運んでくるだけでも大変だったんじゃないかと思いました。
僕もいろいろなビール工場を見ているのですが、
クラフトビールの工場としては中規模になるのかなぁ。
中古の機械を使っているので、困ることもあるそうなのですが、
それを乗り越えて行くのが楽しい、ともおっしゃっていました。
この機械はパソコンでいうところのヒートシンクといいますか、
煮沸した麦汁を冷却するためのものなのだそうです。
この中を麦汁が通ることで、100℃から約20℃まで下がるんだとか。
冷やされた麦汁はこちらのタンクに移され、ここで発酵をしてビールになります。
タンクの中では発酵が進んでいるのでしょう、泡がブクブク出ていました。
3~5週間の発酵期間を経て、いよいよビールが完成します。
ブリマーブルーイングでは、今までは樽での出荷、販売のみとなっていましたが、
なんとこの日からボトリングを開始したということでした。
メーカーから仕入れたボトルを洗浄器で洗い、
ビールを詰め、キャップ(王冠)をつけたら完成です。
この作業、大手工場のように素早くできるわけではなく、
見ている感じだと1分で1本という感じでした。
これ、売れすぎちゃっても大変なんじゃないだろうか…
他にも樽を自動で洗浄してくれる機械もありました。
現在、ブリマーブルーイングでは、ペールエール、ゴールデンエール、
ポーター、そして、スペシャルビールが造られているということでした。
スペシャルビールはその時々で変わるそうで、
現在はエクストラスペシャルビターということでした。
ということで、工場見学が終わったら、出来たてのビールを試飲しました!
やっぱり工場で飲む出来立てのビールは美味しいですね~。
試飲が終わった後も、有料でビールをいただくことができました。
せっかくなので、この日にボトリングされたスペシャルビールをいただきました。
スペシャルビターということでしたが、結構すっきりとしていて
飲みやすいビールでした。が、オススメは常温に近い温度で、ということで、
ちょっと置いてから飲んだのですが、香りが立ってさらに特徴が出ました。
好みにもよるかもですが、やはり造った方のオススメで飲めるという
この環境は贅沢だなぁ、と思いました。
ということで、ブリマーブルーイングのブルワリーツアー、
これからも随時開催されるのではないかと思いますので、
公式サイトなどでチェックしてみてください。
まったりとした休日を過ごすのにオススメですよ!
▼ブリマー・ブルーイング │ Brimmer Brewing
http://www.brimmerbrewing.com/