どうも、麦酒男です。
プルゼニュのブルワリー「Purkmistr」に行った日本の女性ブルワーを探していたのがきっかけで、とある方にプラハでオススメのお店を教えていただきまして、チャンスがあったので行ってみました。
そのお店がこちら、Pivovar U Fleků(ピボバル ウ フレクー)です。500年以上の醸造の歴史を持つブルワリー兼レストランです。
お店に入ると中はまだお客さんがほとんどおらず…
それもそのはず、午前11時を過ぎたところですからね。僕はこの日、ランチまでの自由時間を使って飲みに来たのです。ウ フレクーに滞在できるのは約90分… その間にどれだけ楽しめるのか…?
ビールは黒ビール1種類のみ
プラハの世界的に有名なピボバル「黄金の虎」と同じように、ここでは座ると自動的にビールが出てきます。ただ、ここのビールは黒ビールなんですね! Flekovský ležák 13°(フレコフスキー レジャー)というダークラガーで、すべてチェコ産の原料を使い、500年以上前から造られているこのお店唯一のビールなのです。
こちらがメニューです。いろいろな食事があります。ガーリックスープとかプラハハムとか気になりますが、なにせこの後、ランチなのです。せめてひとつだけでも…
と悩んでいるうちに2杯目のビールが来ていました。ちなみに、ここも「黄金の虎」と同じように”ビールを飲んだ数だけ棒が書かれる”仕組みのようです。
そうこうしているうちに店内にお客さんが増えてきました。歴史のあるブルワリーですからね、観光スポットにもなっているのでしょう、団体も多い感じでした。
ひとりで飲むのもなぁ、ということで、前日、一緒にフーターズに行ったミッチーに付き合ってもらいました。ってことで乾杯!
唯一のおつまみはキャベツサラダにしました。これで300円くらいです。お腹にもお財布にもやさしいおつまみです。
最高にドリンカビリティの高い黒ビール
さて、こちらのビールですが、黒ビールではあるんですが、グイグイ飲めるビールでとても美味しく、しかも飲み飽きないんですよね。日本のスーパードライ ドライブラックの旨みを増しつつ、スムースにした感じでしょうか。飲み口はスッキリなのに、しっかり味わいがあって… さすがビール関係者がオススメするビールだと思いました。こんなに飲みやすい黒ビールがあるなんて… 黒ビールでは、スワンレイクのポーターが好きですが、引けを取らないくらい、このビールも好きになりました。ということで6杯くらいは飲んだでしょうか… トイレも3回くらい行った気がします。
そういえば、トイレの前にはアルコールチェッカーがありました。飲んでも大丈夫な人もいるってこと…?
さて、どれだけ酔っているのか、ランチに向けて気になっている終盤になって、お店の人が強そうなお酒を勧めてきました。どうやら蜂蜜酒のようです。
甘いお酒なのですが、きっと度数は高いんだろうなぁ… と思いつつ、調べてみると10数度だったので、まあまあでしょうか。本当はいろいろな食事をいただきながら、ゆっくり味わいたかったのですが、この日はこのあたりで終了となりました。
みんな楽しくジョッキでビールを!
ここのお店は8つのホールとガーデンがあって、1,200人以上収容できるんだそうです。ホールでは長いテーブルに相席する感じなのですが、みんな笑顔で同じビールを飲んでいる光景はすごく幸せなものでした。
お昼前くらいからアコーディオンを演奏するおじさんも登場して、ホールを盛り上げますし、元気が無い時にはここに来て、食べて飲んで元気をもらいたくなるような、そんなピボバルです。
お昼過ぎには座っていた場所から見える2つのホールが満席になりました。約90分の滞在でしたが、ビールとお店の雰囲気は堪能することができたかな。次はお料理も、ですかね。
混んできたからか、ビールも途中まで注いでの待機状態となっていました。一気に10人分のオーダーとか入るだろうから、そうなりますよね〜。
ということで、ピボバル ウ フレクー、ビール好きがプラハに行くなら「黄金の虎」や「黄金の象」と同じように、オススメしたい店のひとつになりました。次にあの黒ビールが飲めるのはいつになるのかなぁ…
関連リンク
Brewery and Restaurant U Fleků(公式サイト)
Restaurace U Fleku(トリップアドバイザー)