どうも、麦酒男です。
先日、社員旅行で木内酒造に見学に行ってきました。木内酒造といえば、フクロウのラベルが印象的な常陸野ネストビールですよ! ということで、常陸野ネストビールを醸造している額田醸造所も見学させていただきましたので、そのレポートをお届けします。
常陸野ネストビール 額田醸造所
常陸野ネストビールといえば、オリジナルのビールを醸造できる手造りビール工房が有名です。その手作りビール工房のある場所、木内酒造から車で10分くらいの場所に額田醸造所があります。
外観はビールのタンクがありつつも、建物は和風で酒蔵のようです。が、中に入るとしっかり工場です。仕込み、発酵、熟成、充填と主に4つの建物がありました。
こちらは仕込室です。ビール工場といえばこの形、というタンクが並んでいます。
我が同僚も真剣にお話を聞いていました。
常陸野ブルーイング・ラボで見たモルトの試験管もありました。
珍しかったのが、こちらの装置。常陸野ネストビールには赤米や古代米を使ったビールがあるのですが、そのお米用の機械なんだそうです。奥に見えている袋にはお米が入っています。
熟成室でも、これまでに見たことのない機械を見つけました。これ、遠心分離で酵母を取り出す機械なんだそうです。加熱も濾過をせずに、行きたまま酵母を取り出す方法もあるんですね〜。
こちらは先日導入された新しい貯酒タンクだそうです。圧巻です!
樽詰め、瓶詰め、缶詰め、さらにはキリンビールの展開するタップマルシェ用のペットボトルの充填もしているのだそうです。
さて充填室の2階には蒸留のできる設備やいろいろな樽がありました。
いや〜、酒好きだったらワクワクしてしまう光景ではないでしょうか。
ちなみに International Beer Cup 2017 で金賞を受賞したバレルエイジドのエスプレッソスタウトの樽もしっかりと冷蔵庫で寝かされていました。
試飲、そして木内酒造の酒蔵からの試飲へ
この後は事務所に戻り、いくつかのビールを試飲させていただきつつ…
贅沢にも木内専務にお話を伺うことができました。「International Beer Cup 2017 は4つのビールを出品したものの2つしか金賞を獲れなかったよ!」と… いやいやいや。
そして、この後、車で木内酒造の酒蔵に移動しました。こちらでは主に日本酒を造っているそうです。
木内さんも昔はこちらで仕込みをされていたそうです。
これは酒米かな、と思いきや、酒米と機械がくっつかないようにするダミーなんだとか。
こちらは精米機です。今は精米する業者から精米したお米を買う酒蔵もあるそうですが、日本酒造りにおいて精米は重要、と木内さんはおっしゃっていました。
さて、見学の後は酒蔵に併設されているお店「ききさけ処」でお酒を試飲しました。
このききさけ処ではビール、リキュール、日本酒、そしてブドウジュースまでいろいろと有料で試飲できます。
せっかくなので、みんなで1986年に造られた月下香という日本酒をいただいてみました。50ml で 2,000円ですって!
「お酒はビールも日本酒も新しい方が好きだなぁ」という木内さんに逆らうように1986年の月下香をいただきましたが、たしかに僕も新しい純米酒の方が好みではありました…
こちらでは木内酒造のお酒やグッズを買うことができるんですが、バレルエイジドのエスプレッソスタウトが売っていたのでお土産に買ってきました(あと、バレルエイジドのニッポニアも)。そちらのレポートはまた後ほど。
ということで、社員旅行なのにプライベート感バッチリで楽しめるいい旅になりました。本当は沖縄のさんぴん茶を使って、自ビールの醸造もしてみたかったんですが、それはまた次回ですね。
木内酒造の皆さま、ありがとうございました!
関連リンク
木内酒造(公式サイト)