メキシコのもうひとつの蒸留酒「メスカル」、オポンギオを飲んでみた【PR】

メキシコのもうひとつの蒸留酒「メスカル」、オポングイオを飲んでみた【PR】 テキーラ部

どうも、麦酒男です。

テキーラ部の投稿を始めた6月頃、メキシコのクラフトビール「MINERVA(ミネルヴァ)」でお世話になった株式会社カサナチュラルの方から「メスカルにご興味ありますか?」と聞かれ、合同会社エルアールテクノの方をご紹介していただきました。

合同会社エルアールテクノは、メキシコのお酒「メスカル」や「テキーラ」をメインに海外のお酒を輸入販売している会社なのですが、今回、日本初上陸となる「OPONGUIO(オポンギオ)」というメスカルをいただくことができました。

Oponguio Ensemble(オポンギオ アンサンブル)

そもそも、メスカルというお酒がどんなものかご存知でしょうか? 産地の違うテキーラだと思っている人はいませんか? 僕はそんな認識でした。が! テキーラの情報を発信している『テキーラジャーナル』によると…

メスカルの主要規則
❶ 200種類以上あるアガベの中で原材料として使われるアガベの指定はない。
❷ 原産地呼称で保護されたメキシコの指定産地9州で育成したアガベを使用し、製造・蒸留したものである。
❸ 原材料は100%アガベのみだが、数種類のアガベをブレンドすることができる。その場合、ラベルに配合の多い順番からアガベの種類を記載する。
❹ 蒸留回数の規定はない。
❺ アルコール度数は35%〜55%である。
❻メタノールの値は3mg/ml以下である。
❼ ボトルに、CRMの認証を得たメーカー、ブランド毎の13桁の数字とアルファベットから成る番号が記載されたホログラム(holograma)を添付する。
メスカルの主要規則/テキーラジャーナルより)

となっています。

一番大きな違いは、原材料でしょうか。テキーラの原材料はアガベの中でもブルーアガベのみですが、メスカルに関してはアガベであれば指定は無いそうです。あとは、手作業による少量生産が多いとのことで、その結果、お値段もテキーよりも高額になっている印象です。

文字ベースではテキーラとの違いがわかりましたが、実際にはどうなのか… 飲んでみたいと思います。いつもテキーラを飲んでいるのと同じ様にロックでいただきました。

オポンギオ アンサンブル

まず香りです。メスカルの香りは野性的というか、洗練された感じではなく、田舎の匂いというか… なかなか言葉にするのが難しいんですが、いずれにしてもスモーキーな香りがあります。オポンギオはそんな中でも、飲むと鼻から抜ける香りが上品に感じます。この香り、檜や杉の香りが好きな人には、なんだか懐かしさを感じる香りかもしれないなぁ、と思いました。

ただ、口の中に残る印象は強くて、その後に飲むお酒にも影響を与え続けるので、何杯かいろいろなお酒を飲むのであれば、初めの一杯だったり、序盤に飲むことはオススメしません。脂のクセのあるワイルドな料理だったり、柑橘系のソースが似合う料理との相性はいいかな… いずれにしてもテキーラ的な雰囲気を感じつつも、根底に流れるローカルなお酒のパワーを感じます。

続いては、ちょっと変わった形で楽しんでみようということで…

メスカルを檜のお猪口で

檜のお猪口で飲んでみました。香りの強いお酒と酒器の組み合わせですが、ハーバルな香りをダブルで楽しめるようになりました。ただ、ちょっと混乱します。何を飲んでいるのかわからなくなるというか… でも、香りの強いメスカルを日本の酒器に合わせる、というのはアリというか、その可能性も見えた気がしました。

ちなみにメキシコでは、メスカルと一緒にオレンジジュースを飲むことが多い、ということで、実際に僕もオレンジジュースを用意してペアリングしてみました。

メスカルとオレンジジュース

これがなかなか面白い体験でした。オレンジジュースが美味しくなるんですよね。47%のアルコール度数からの開放ということもあるのかもしれませんが、オレンジにあって、オレンジジュースにない渋みというか苦味というか、そういう部分をメスカルが補ってくれるんですよね。オレンジジュースに足りない部分をメスカルが補完するように感じました。まあ、高価なお酒でオレンジジュースを美味しくする、というのも変な話なので、チェイサーだったらオレンジジュースがオススメ、という感じに落ち着くんですけども…

さて、今回ボトルでいただいたのは、OPONGUIO(オポンギオ)の Ensemble(アンサンブル)というもので、ふたつのアガベをブレンド(アンサンブル)したものなんだそうです。アガベの特徴を知っているわけではないのですが、飲み比べ用として、同じオポンギオでもひとつのアガベしか使っていないものもいただきました。シングルアガベの方は Oponguio Inaequedins(オポンギオ イナエキデンス)というものです。

メスカル 飲み比べ

で、飲み比べてみると、イナエキデンスの方が上品でフルーティーな香りもあって好みだったんですよね! やはりシングルアガベの方が、特徴がストレートに出て、アンサンブルの方は特徴を補い合って複雑な味や香りになるのかもしれません。アンサンブルの方が玄人好みのようですが、これは好みなので、ぜひ興味がある方はイベント等で飲み比べをしてみていただければと思います。

さて、メキシコのビールから始まった生ビールブログの記事ですが、テキーラから枝分かれしてメスカルにも入ってきました。アンサンブルをいただいたものの、イナエキデンスの方が好みだった、ということで、自分でイナエキデンスを買ってみましたが、今回はここまで。

オポンギオ、アンサンブル&イナエキデンス

次回からボトルのアンサンブル&イナエキデンスを飲み比べてみたり、いろいろなお酒のプロにもメスカルを紹介して周りたいと思っています。

乞うご期待!

関連リンク
合同会社エルアールテクノ(公式サイト)

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