どうも、麦酒男です。
先日、伊豆に行った際、小田原で回転寿司屋さんに立ち寄りました。
その名も「あじわい回転寿司 禅」。何も知らずに入ったのですが、
なんともすごいお店でした。まさしくカオスな回転寿司屋さん。
まずはビールと思ってメニューを見てみると、ビールメニューがかなり充実しています。
樽生のビールでは、エーデルピルス、ギネス、ヒューガルデンホワイト、
レフ・ブロンド、フジヤマランビック、クールブリーズピルス、帝国IPA… など。
ボトルに至ってはベルギービールを中心にかなりの数がありました。
まずはエーデルピルスで乾杯! このビールを置いている回転寿司屋さんって
日本でここだけなんじゃないでしょうか… と、ビールに驚きつつ、お寿司をいただきます。
マグロの赤身をいただいたら、回転寿司らしくネタ的なお寿司をいただきます。
目に付いたのはメタボ巻。フォアグラ、ウニ、イクラと高級食材を使っているのだとか。
正直、味はよくわかりませんでした… なんというか、カオスです。
そして壁にかかったメニューを見て、そのカオスっぷりに驚きました!
鴨のコンフィー、フォアグラのソテー、うずらのグリル、イベリコ豚のビール煮、
トリッパのトマト煮、海老のカーニバル… こ、これは…
とりあえず回転寿司の領域でありそうなマグロのテールステーキをいただきました。
尾の部分を輪切りにして焼いているんですね。
マグロの肉感もしっかりあるし、ガーリックチップがビールにあっておいしいです。
そしていよいよ回転寿司なのに、肉料理をいただくことに。
まずはラムチョップをいただきます。
ラムの旨みがしっかりと感じられて、しかもお肉が柔らかくジューシーでした。
ラムだけを目当てにこのお店に来てもいいくらいです。
そして次はイベリコ豚のロースステーキ。繰り返しますが、回転寿司屋です。
分厚くカットされたロース肉の上に薄いベーコンが乗っています。
粒マスタードが添えられていましたが、ベーコンの塩味と肉の旨みで充分です!
ちょっとお肉が続いたので、サッパリしたものをいただこうということで、
香草のサラダ、香草ボンバーをいただきます。
かなり大量のパクチーを使ってのサラダです。
上品な味ではなく、とにかくパクチーが好きな人向けですね。
なにしろボンバーですからね。
このお店、ビール以外にもワインや焼酎、日本酒がかなり充実しています。
なぜかロマネ・コンティがあったり、その横にアクラクララがあったり、
手づくりっぽい提灯が飾ってあったり… とにかくカオスです。
カオス過ぎて見落としガチですが、生ハムらしきものがあったので聞いてみると、
イベリコ豚の生ハム、それも通常は24ヶ月熟成のところを40ヶ月も熟成させた
最高級の生ハムなのだとか… これは頼まずにはいられない。
ということで、オーダーをしてみるとオーナーの西尾さんがお話をしながら
カットをしてくれました。自らを変態回転寿司屋と名乗る西尾さんですが、
本物の味、そして高価な食材、料理になれてもらうことが目的で”本物”を提供しているのだとか。
曰く「まずはうちで味を覚えて、そして本物のビストロに行けるようになれば、食が広がる」と。
マグロでも、トロより赤身が好きな人がいるように、
生ハムに関しても好みがあるとは思いますが、贅沢なものなんだろうなぁ、と
脂の質で感じられる逸品でした。これは濃い目のビールを飲みながらいただきたい。
食べ終わったテーブルを見渡せば、到底、回転寿司屋さんとは思えないような
光景になっていました。かろうじて手前のお皿が回転寿司な感じですね。
そして、お勘定を済ましてお店を出る前に発見した最後のカオスな光景…
なんと、寿司ではなく、CDが廻っている…なんでもありなのか…
このお店、全部を堪能しようとすると、意外に大変なので、
お寿司なのか、お魚なのか、ラムチョップなのか、
なにか食べたいものを想定して行くといいと思います。
もちろん、珍しいビールが飲みたい、という理由でもいいと思います。
宿場町・小田原にあるお店なので、伊豆方面に行かれる際にはぜひ!!
あ、ちなみにこの記事で使用している写真はイケメンビールブロガーである
Sympath さんに撮っていただきました。ありがとうございました!
▼あじわい回転寿司 禅
http://r.tabelog.com/kanagawa/A1409/A140901/14030491/