どうも、麦酒男です。
大手メーカーの秋限定ビールを3種類いただいたので、その3種類を一気に飲み比べてみました。どれもパッケージには紅葉をあしらい、アルコール度数は6%という共通点があります。
3つのビールを同じグラスに注いでみました。ビールの色は違いがわかりやすいです。左から、焙煎生ビール、キリン秋味、Asahi食楽です。
結論から言えば、「変わったビール、変わらないビール、変えてきたビール」という印象の違いを感じました。
サッポロビール 焙煎生ビール
まずは焙煎生ビール。変わったというよりは、変わってしまったビールです。
単純な飲み比べでいえば、3つの中で一番の飲みごたえを持ったビールです。ただ、キリン秋味に対する対抗馬として、このタイミングでリリースした感のある商品です。サッポロビールは、9月になれば「琥珀ヱビス」、そして10月には「麦とホップ<赤>」のリリースが控えているのに… 元々の焙煎生ビールは、夏にゴクゴク飲めるドリンカビリティの高いビールでしたが、アイデンティティを無くしてしまったかしまったようです。元々のビールの印象があるだけに、美味しくはあるんですが、ファンとしては残念な印象です。
キリンビール キリン秋味
続いて、キリン秋味。これは、変わらないビールです。
他の2つと比べるとキャラクターが薄く感じてしまいますが、クラフトビールが増えてきた今、これくらいの振り幅でしっかりと美味しい秋のビールがいただけるということが嬉しいです。美味しい秋の和食と一緒に瓶ビールをいただく… そこまで含めて秋味の楽しみ方ではないかと思います。ドイツ的な秋のビールもありますが、日本の秋のビールはこれだ!と世界に誇れるビールだと思います。
アサヒビール Asahi食楽
最後は、Asahi食楽。変えてきたビールです。
焙煎したお米を使ったビールって初めて飲んだと思います。さらに香辛料(カイエンペッパー)も使った、今年だからできるビールを、まさかアサヒビールがリリースするとは思いませんでした。これはいい意味で驚きました。しかも、アサヒビールのクオリティがしっかりと保たれている、完成形のビールだと思いました。
秋のビールの発売はもっと遅くていい…
個人的にはアサヒビールの実力を見た気がしたし、美味しかったので「Asahi食楽」と、変わらない魅力で秋の訪れを伝えてくれる「キリン秋味」を評価したいと思います。それにしてもサッポロビールはどうしてあれだけ本気だった「焙煎生ビール」を変えてしまったのか… 夏は麦茶を飲んだら美味しいって感じで、「焙煎生ビール」をゴクゴク飲むのが美味しいんです。食事と合わせるとか、他のメーカーを気にするものではないんです、と熱く思いつつ、喉が渇いたので、昔の「焙煎生ビール」が飲みたい今日この頃なのでした。
まだ暑いですし、秋のビールには早いですよね。何度も書きますが、秋のビールがコンビニに並ぶタイミングをもう少し遅くできないものでしょうか? 今日は最後発のプレミアムモルツ 秋〈香る〉エールが発売です。こちらも飲んでたいと思います。