どうも、麦酒男です。
オリオンビールから新しいアルコール飲料「DOSEE(ドゥーシー)」が発売されました。これはアメリカで人気のハードセルツァーというジャンルの飲料で、簡単に言えばアルコール入り炭酸水です。が、ハードセルツァーというにはもうひとつ条件がありまして、サトウキビ由来の糖分による発酵で生み出されたアルコールを使う必要があります。サトウキビといえば、沖縄! ということで、オリオンビールがハードセルツァーをリリースするのは理にかなっている気がします。
ハードセルツァーについては、アメリカンクラフトビールのインポーター・アンテナアメリカのサイトに詳しい解説がありましたので、一部を抜粋すると…
(引用元:今アメリカで1番 “アツい” アルコールドリンク ハードセルツァー特集)
低カロリー、糖質ゼロ(グルテンフリー)なヘルシーなお酒ということで、IPA等のカウンターとして流行った、というのもあるのかなと思います。
で、オリオンビールがリリースしたハードセルツァー「DOSEE(ドゥーシー)」がこちらです!
フレーバーはアセロラ、グレープフルーツ、 シークヮーサーの3種類です。ちなみに、「DOSEE(ドゥーシー)」というのは、うちなー言葉の「どぅし(同士、友達)」から名付けられたとのこと。
原材料を見ると、サトウキビ由来のアルコールに、それぞれの果汁、そして月桃エキスや香料も入っているんですね。カロリーは100ml あたり 13kcal とビールの 1/3〜1/4 程度です。
オリオンのハードセルツァー「DOSEE(ドゥーシー)」を飲んでみて…
3種類をそれぞれ飲んでみましたが、一言で言って「薄い」!! アルコール度数が2%なので、個人的にはアルコール感は感じず、飲みごたえも薄かったです。「これを飲んでもそんなに酔わないけど、車は運転できなくなる…」というのが最初の感想でした。アメリカのハードセルツァーはアルコール度数5%前後とビールと変わらないので、その印象で飲むとハードセルツァーというよりは、ソフトセルツァーじゃないかと…
さらに、アセロラとシークヮーサーに関しては、上記の印象でしたが、グレープフルーツに関してはさらに「香料が立っててやばい」という印象が… このまま飲むのは、お酒好きな人にはオススメしません。ちなみに、甘めのハードリカーで割ったら、ほどよく美味しくなったんですが、割材としてはいいのかな…
オリオンのチューハイ「WATTA」と飲み比べ
オリオンビールといえば、オリジナルのチューハイ「WATTA(ワッタ)」があるので、シークヮーサー味で飲み比べをしてみました。まずは原材料を見てみると…
WATTAはウォッカを使っていて、アルコール度数は6%、カロリーはDOSEEの4倍強となっています。グラスに注ぐと、WATTA の方が若干色が濃くなっていました。
飲んでみると、やっぱり WATTA が美味しかったです。シークヮーサーの香りも味もしっかりと感じられますし、飲みごたえ、旨みもあります。DOSEE をドライと表現することもできるかもしれませんが、これならノンアルコールの炭酸水でもいいんじゃないか、とやっぱり思いました。
これから DOSEE がどう展開していくのか… 日本には「サントリー ほろよい」(アルコール度数3%)等が売れている中で、低カロリー&糖質ゼロということでどこまで行けるのか、見ていきたいと思います。
関連リンク
オリオンビール 新ブランドハードセルツァー『DOSEE(ドゥーシー)』(公式ページ)
ハードセルツァー「DOSEE<ドゥーシー>」新発売(ニュースリリース)