カリフォルニアからこんにちは 第2回「ビールミーティングについて」

ビールミーティング カリフォルニアから

早いもので、タカバシさんが遊びに来てくださってから
一ヶ月が過ぎようとしています。
南カリフォルニアは相変わらず快晴の日が続いていますが、
空気はだんだんと冷たく、秋の訪れを感じさせます。

タカバシさんがサンディエゴの夜を満喫していらっしゃる丁度その頃、
私とマイケルは地元のビールミーティングに参加していました。
ミーティングに関してはお会いした時に質問して頂いたのに、
あまりきちんと説明できなかった気がしますので、
タカバシさんの質問に答えるためにも、ここで書かせて頂きますね。

ビールミーティングには様々な形式がありますが、カジュアルなものだと、
準備されるのは机だけ。参加者がそれぞれボトルを持ち寄り、
試飲しながら情報共有するだけです。

ビールミーティング


私達が参加しているミーティングは月に一回、夕方の6時半に
ブリュワリーの裏倉庫に集まります。場所を提供してくれるブリュワリーは、
机と試飲用のグラスを準備してくれますので、
帰り際に、大体みんなテーブルに1-2ドルほど置いていきます。
グラスを洗ってくれるブリュワリーの人へのチップですね。
開始も6時半シャープではなく、6時半イッシュ(thirtyish だいたい半くらい、の意味)。

テーブルに持ってきたボトルを置き、他の人が持ってきたビールから
好きなものをグラスに注ぎ、嗅いだり飲んだりしているうちに、
大体人が集まってきたな、というところで、リーダーから5分程度、
今月のめぼしいビールイベントや大会について説明があり、
それが終わると後は試飲し ながら会話するだけです。
もちろん途中で帰ってもかまいません。

テーブルの上に載っているビールを味見だけして帰ってもいいし、
自分がもってきたボトルを注いで廻って、
“なんでオレはこのボトルを今日持って来たか” を熱く語ってもいいし、
自家醸造を注いで廻って、意見を聞いて歩くことも出来ます。
1時間くらい経ったところで、なんとなくお開き。皆バラバラと帰って行きます。

アメリカ人は全員パーティ好きで社交的というのはステレオタイプ(既成概念)であり、
特に ビールミーティングという、共通点が “ビールが好き” ということしか
無い人々の集まりですので、壁ぎわに立ったまま誰ともしゃべらない人もいれば、
息子といっしょに参加のお父さん、ずっとスマホをいじっている人、
どう見ても80年代からタイムスリップしてきたとしか思えないヒッピーなど、
それはもう様々な人の集まるミーティングですが、それでオッケーなのです。
要は、いろんな味のビールを少しずつ試すのが目的のミーティングなので、
あの人浮いてるわ、というよりは、浮いてる感じの人が多いけど誰も気にしない試飲会、
といったところでしょうか。もちろんちゃんと着席し、議題に沿って進められる
ミーティングもありますので、それもまたいつか機会があれば紹介させて頂きますね。

それではまた!

▼Beer Study Group
http://www.beerstudygroup.com/

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