どうも、麦酒男です。
チェコの旅3軒目のビアバーを目指して、カルロヴィヴァリから西に10kmほど行ったところにある Loket(ロケト)という城郭都市にやってきました。
ドラクエの世界のような立地とビジュアルがユニークな都市で、地図で見るとそのユニークさを理解してもらいやすいかな、と思います。周りが森+川に囲まれた場所にお城があるんです。
城下町に入るには、こんな橋を渡ります。
お城にはドラゴンまでいました。まあ、急にファンタジーな感じがして驚きますが、このお城は以前、拷問が行われていたとかで、その展示がめっちゃエグくてさらに驚きました。
そんなロケト城の城下町にあるのがマイクロブルワリー「Svatý Florián(St. Florian Brewery/聖フローリアン醸造所)」です。
こちらもカルロヴィヴァリの「Karel IV.」と同様、以前の醸造所は閉鎖されましたが、近年復活したブルワリーとのことです。ファミリーでやっているマイクロブルワリーということで、樽生はロケトに来ないと飲めないのではないでしょうか。
ということで、まずは飲み比べのセットをいただきました。右から、ラガー、ダーク、スモーク、ルビースペシャルです。
どれも飲みやすく、美味しいビールでした。とくにホップの香りとボディを感じるボヘミアンなラガー、そして薫香を楽しめるスモークが美味しかったです。
さらにアルコール度数 11.5%のストロングスペシャルというビールをいただきました。
ブルワリーのマイケルさんに聞くと、バーレーワインのようなビールだということです。濃い甘さを感じるビールですが、やはりグイグイとは飲めません。テラス席でゆっくりと楽しませていただきました。
さて、この施設には個人が集めたグラスの展示と、ビールに関する博物館があるということで、そちらを見学させていただきました。
が、展示の雰囲気が先述の拷問博物館的な感じで、ちょっと怖さを感じてしまったので、ロケットに来たらまずはビール博物館から巡ることをオススメします。
この後は店内に移動して、ノンアルコールビールもいただいてみました。チェコで最もメジャーなノンアルコールビール「Birell」です。
アルコール度数は0.5%未満、人工甘味料とかそういうものは使っていないので、スイスイ飲むことができました。
Birell はジンジャー味とかグレープフルーツ味もあるそうで、缶でも出ているのでお酒が得意じゃない人へのお土産としてもいいかもしれません。
おつまみは一品、ソーセージの酢漬け・ウトペネツをいただきました。瓶ではなく、お皿に盛り付けられて出てきました。
ソーセージに唐辛子的なものが挟まれたり、添えられたりして出てきたので、普通に食べたら赤いのがめっちゃ辛くて驚きました。ノンアルビールを一気に飲み干してしまいましたよ。
ということで、城郭都市・ロケトのファミリーブルワリーを訪れました。こういう観光地でもビールを造っていて、それがまた美味しいってのがいいですね。ドラクエのようにいろいろな町を旅しながら、その町のビールを楽しむ… チェコを旅する時には、ぜひロケトに立ち寄り、フローリアンのビールを飲んでみてください。
関連リンク
Rodinny Pivovar Svaty Florian(tripadvisor)
Brewery St.Florian(公式ページ)