どうも、麦酒男です。
サッポロビールからのご招待で、僕の大好きなビール、
エーデルピルスの醸造体験に参加してきました。
那須塩原からバスで20分ちょっと、
4月にオープンしたばかりだという「那須 森のビール園」で
このイベントは行われました。今回の参加者は17人。
みなさんブロガーの方だということで、
見たことのあるブログのオーナーさんもちらほら。
まずはエーデルピルスについての説明や、
今回のイベントの趣旨や工程をお話していただきました。
サッポロビールでビールづくり体験イベントするのは
今回が初めて、ということで、ブロガー同様、
スタッフの方もみなさん緊張されているようでした。
一通りのガイダンスの後は、いよいよ仕込みに入ります。
手作りビール工房なるスタジオに入ると、すでに準備は整っていました。
こちらが原材料のひとつ、麦芽、を砕いたもの。
まずは、これをどんどん煮詰めます。
麦芽のおかゆ状態です。これをマイシェと言うらしいです。
レシピに従って温度管理、時間を計り、ひとしきり煮込んだら
次はこのろ過槽でろ過をします。
この時の温度は60度以上。結構熱くなっています。
そして、搾られて出てきたこちらが、俗に言う一番搾り。
ちょっといただいてみると、麦のジュースという感じで、
やさしい甘さがありました。
キリンの一番搾りはこの一番麦汁だけを使ったビールですが、
エーデルピルスはここにさらにお湯を足して
二番?麦汁もとっていきます。一番搾り、というフレーズから
二番搾りっていうのは、お茶の出がらしみたいなイメージが
あったのですが、どちらかというと二番搾りの方が
液体の色が澄んでいておいしそうでした。
ということで、講師の石田さんに伺ってみました。
「ビールの個性や特徴によって、一番がいい場合もありますし、
合わせた方がいい場合もあると思います」とのことでした。
何事もバランスが肝心、どんな味を求めるか、ということですね。
で、ろ過が終わったら、今度は煮沸、また煮込みます。
そして、今度は煮込んだ麦汁に第二の原料、ホップを入れていきます。
このホップの塊をちょっとかじってみたのですが、本当に苦い。
苦味が好きな僕は「苦い~」と思いつつも、何度かかじってしまいました。
ホップを2回にわけて入れた後、3回目のホップを投入します。
この3度目のホップは苦味ではなく、香りづけのためなんだとか。
ホップを入れて煮沸した後に、釜を一気に氷水で冷やします。
中に空気を入れながらなので、こんな感じで泡立ちます。
グルグル混ぜるのは20分程度… だったかな…。
みんなで手分けしながら作業しました。結構疲れました。
そして、10度くらいまで温度を下げたら、ビールの原液をタンクに移します。
仕上げに?酵母を入れて、今日の作業はおしまい。
あとはさっき入れた酵母が発酵して、アルコール分や
炭酸ガスを生み出してくれることを期待して待ちます。
僕らのビール醸造体験はここまで。
あとはプロにおまかせして、出来上がりを待つだけになります。
出来上がりは7月中旬の予定です。
エーデルピルスと同じ材料で作ったぼくらのビール、
いったいどんな味になるのか、楽しみです。
予定では330ml瓶で3本、いただけるそうです。
無事に出来上がってくるといいなぁ。
誰かと一緒に飲もうか、それともひとりで飲もうか…。
ということで、今回のこのイベントで初めてビールを醸造しました。
サッポロビールのスタッフの方々も楽しそうに教えてくださり、
いろいろなお話も聞けて、素敵な時間を過ごすことができました。
ビールの造り方が「言葉ではなく心で理解できた!」、
そんなイベントでした。手作りってのもいいもんですねぇ。
▼サッポロビール 那須工場 手作りビール体験
http://www.sapporobeer.jp/brewery/nasu/tedukuri/
▼関連記事「日経WagaMaga 那須の新ビール園で手作り体験」
http://waga.nikkei.co.jp/play/leisure.aspx?i=MMWAd5000014032008