オークランドの Funk Estate に日本人ブルワーを訪ねる

Shiggy さん 麦酒雑記

どうも、麦酒男です。

ニュージーランド航空さんから航空券を提供していただきまして、ニュージーランドを旅してきました。ニュージーランドの玄関口であるオークランドで、Funk Estate というブルワリーを訪ねました。

ニュージーランド Funk Estate

実はニュージーランドに旅立つ一週間前、Facebook でニュージーランドのブルワリー、しかも日本人がヘッドブルワーのブルワリーのビールの輸入が始まる、という投稿を目にしました。せっかくなのでニュージーランドで活躍する日本人のブルワーさんに会ってみたい! ということで公式サイトからメッセージを送り、何回かのやりとりをして訪問することになりました。

Funk Estate で Shiggy さんに会う

待ち合わせの時間にブルワリーに着くと、Shiggyさんが迎えてくれました。

Shiggy さん

樽で襲われたわけではなくて、ポーズをお願いしたらこんな写真に… ということで、ホットピンクが鮮やかな Funk Estate の工場です!

樽洗浄中

元々、Funk Estate はウェリントンを拠点に活動していたそうです。2012年にプロジェクトを開始、自分たちで工場を持たない、いわゆるファントムブルワリー(Shiggyさんの言葉で云うとジプシー)として活動していたのですが、2015年12月にオークランドに工場を作り、こちらに移ってきたとのことでした。新しい工場ですね!

工場の設備

個人的にはウェリントンの街が好きだったので、オークランドに来た理由を尋ねると「海外へのアクセスを考えて」とのことでした。たしかに今後のことを考えるなら、海外への展開はマストですよね。

Funk Estate 工場内

今まで日本では Funk Estate のビールが輸入されていなかったこともあり、今回初めて知ったブルワリーだったのですが、ニュージーランドの街を歩いていて、しっかりと認知されているブルワリーだと言う事はわかりました。

受賞したメダルの数々

工場内には今までに受賞したメダルも飾られていました。日本だとこういうメダルって結構大事に飾っておく気がするんですが、ニュージーランドのいくつかのブルワリーを見た限りでは、結構適当に置いてある感じのところが多かったです。「ブルワリーグッズとして売ってるのかな?」と思ったところもありました。

積まれた缶

さて、Shiggyさん、奈良のご出身ですが、ご家族の転勤でタイに移り、その後、進学でニュージーランドに来たそうです。Funk Estate は Shiggyさんを中心とした3人のブルワリーで、決して大きくはないですが、在学中はビジネスの勉強をしていたそうで、ビールに関しても「経営」という視点でしっかりと考えられている印象でした。Shiggyさん、まだ20代ですよ。すごいなぁ、と40代の僕の感想です。

醸造設備

さて、工場では、そんなお話を伺いつつ、タンクから試飲をさせていただいたり…

試飲

お土産までいただいてしまいました。ありがとうございました!

Funk Estate beers

実は、この日の夜はご一緒させていただき、ビアバーをハシゴしました。ニュージーランドのブルワーはどこに注目しているのか、とか、IPA → サワーエール ときて、次に流行るスタイルはなんだろう、とか、そんなお話をさせていただきました。やはりブルワーさんのお話は面白い!

新しい工場

ということで、ニュージーランドのブルワリー Funk Estate の工場、そしてヘッドブルワーの Shiggyさんでした! 日本でもこれからFunk Estate のビールを飲める機会が増えるはずですので、皆さま、見かけたらぜひ飲んでみてくださいね〜!

Funk Estate のビールを飲み比べ!

さて、日本に帰ってきてからお土産でいただいたビールを飲んでみました。あ、ビールは海外から日本に3本以上持ち込むと税金がかかりますが、今回は11本の持ち込みで400円くらいでした。意外と安い!

飲み比べ

Funk Estate のパッケージってサイケデリックなデザインが多くて、かっこいいです。日本だとここまでかっこいい、というか、しっかりとデザイナーがデザインしている、ある意味でアーティスティックなラベルは少ない気がします。

ファンクエステート 飲み比べ

一通り、ビールをいただきました。今回はお肉系のおつまみと一緒でした。どれもホップのキャラクターが前に出ている印象で、アメリカンとは違い、ホップガツンというよりは、エグみをダサずにホップの特徴を出しているというか、柔よく剛を制す、といった感じのホップ使いだと思いました。アフロのキャラクター的には、パワーでは戦わずにダンスで戦う、みたいな?

Funk Estate IPA

たとえば、アメリカンIPAが大好き! なんて人だったら、印象が弱く感じちゃうかもしれないなぁ、とも思いますが、いろいろな人、食事、シチュエーションを考えると… いや、キウイスタイルはこうなのかな?

Funk Estate Black IPA

今回のニュージーランドの旅で「好きかも?」と開眼しつつあるサワーエールもいただきましたが、やはり美味しかったです。これこそ、日本に輸入してほしいビールかも。

Funk Estate Sourale

そういえば、なんで Funk Estate という名前なのかとか、デザインについて、お話を聞くのを忘れてました…

ということで、またShiggyさんにお話を伺いにいこうと思います。それは日本のどこかになるのか、それともオークランドになるのか… いずれにしても楽しみです。ありがとうございました!

関連リンク
Funk Estate(Facebookページ)
ニュージーランド発 受賞経験もある日本醸造家の地ビールが遂に日本上陸!(日刊ニュージーランドライフ)

タイトルとURLをコピーしました