皆さん、オ州酒別館へウエルカム。
12月になりましたね。オレゴンでは天気は寒くなって
皆はクリスマスの用意をしています。この時期が素敵です。
天気が変わるとオレゴン人のビール好みも変わります。
一年中、僕らはホップがたっぷり入っているビールが好きです。
しかし冬になるとより強くってよりモルティーなビールが好き。
ですから毎年の冬に出る限定(シーズナル)ビールを楽しみにします。
去年と今年に冬限定ビールのラインアップの中に
凄く面白いトレンドが現れた。樽熟成ビールがドンドン誕生しました。
ワインやスピリッツを熟成するために木(オークが多い)の樽が
よく使用されています。樽の木と樽の造り方によってバニラ、甘草(licorice)、
キャラメル、チェリー、ローストなどの風味がワインとスピリッツの味が入り込む。
樽のお陰で香りと色も変わります。
結果としてはスムーズでコンプレックス(複雑)な美味しい味がするお酒です。
ビールの樽熟成の目的は全く同じです。
樽の風味、香り、色を受けてベースビールから新たなコンプレックスな味を出すことです。
熟成されたビールの味の違いがすぐ分ります。本当に美味しいです。
つまり以前にワインとスピリッツで使われた樽でビールを熟成する。
ですから前に入ったワイン、ウイスキー、ラム酒などの風味、香り、色も
ビールの味に入り込みます。熟成のブレンドもできます。
例えば一ロットのビールを順番でバーボン、テキーラとラム酒の樽で熟成することは
当然に可能です。面白くない?
残念ながら日本では樽熟成ビールは超珍しいです。
樽はアメリカまたはヨーロッパから輸入をしなければならないのでコストが高いです。
日本のクラフトビール醸造所のスペースは狭いので
半年間、一年間に樽を置く場所がない。ですから今度オレゴンに訪ねて飲んでくれない?
オレゴンで待っています!
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