前回は日本語と英語、お互いに無い発音で起きる聞き取りの難しさについて
書かせていただきました。私はアメリカで、地図が欲しくて
よろず屋でマップくださいと言ったところ、モップが出てきたことがあります。
さて、ビールが好きな方ですと、海外旅行の際にその国のバーに行って飲んで見たい、
と思うのではないでしょうか。私自身も、ちょっと汚れた感じの、
観光客があまり行かないような所へ行って冒険するのが大好きです。
(それで失敗したことも多い)
ただ、海外だとオーダーの仕方や支払いのシステムについて戸惑うことが多く、
心の底からビールの味をエンジョイすることが出来ませんよね。
今日は簡単な会話をマイケルから伝授。これを読んだ皆様が
アメリカで思いきりビールを楽しんで頂けたら、こんなにうれしいことはありません。
まずレストランやバーに行き、係りの人がいればその人に人数を伝え、
テーブルかバーに座ります。メニューをもらって、もしくは黒板を見てオーダーするのですが、
ここでさっぱり、なんて書いてあるのか分からない時があります。
─ マイケル、テイスティングを数種類、頼みたい場合はどうするの?
“Do you have a tasting (sampler) set? “ だよ。
色々試して、すごく気に入ったのがあれば、後でグラスで頼めばいいし。”
ずらっと並んでいるのからテイスティングしたいのを選べ、と言われることがあります。
どれがいいのか分かりません。
─ 4~5種類、お勧めを聞くには?
“I would like to try 4 or 5 samples of beer. What would you recommend?
4~5種類試したいのですが、オススメはどれですか?”
─ ちょっともう面倒なので(笑)、
4~5種類、オススメを持ってきてくれますか?という場合には?
“Would you bring me 4 or 5 sample sizes of your favorite beers?
4~5種類、あなたのオススメを持ってきてもらえますか?”
テイスティングは、小さなグラス一杯がだいたい1~2ドル。
珍しいビールだと、3ドルくらいすることもありますが、
グラスでオーダーするよりは安いですし、
何よりいろいろな味を楽しめるのがいいですよね。お店によっては、
テイスティングできるのは、そのブリューパブで醸造しているビールのみで、
ゲストタップはグラスのみ、というところもあります。
─ 最後に英語の質問。上記で沢山使われている、Wouldって?
例えば What would you recommend? と What do you recommend? だと、どう違うの?
“Would だと、ずっとPassive (受動的な)言い方になるんだよ”
─ 日本語に訳すと、 do を使うと オススメは? という感じだけど、
wouldを使うと オススメは何ですか?となる感じかしら。
“そうそう。日本語がほんの小さな言葉を足すだけで丁寧語になるように、
英語も一語を変えるだけで、ぐっと丁寧な表現になるんだ。”
次回はもう少し細かいオーダーの仕方について説明させて頂きます。
(最後に)
英語が母国語のアメリカ人マイケルですが、日本語を勉強中です。
前々回に書かせて頂いたHootersの記事を見て
日本語では モスキートバイツのことを、Chippai と言うらしい、と教えてくれました。
マイケル、それ絶対に、日本語検定に出ないと思うよ。
▼Beer Study Group
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