先日、あるビールミーティングで、
今日はなんか自家醸造のビール持ってきた?と聞かれました。
ううん。まだ発酵中なんだ。サマーエールを造ってるんだよ。 と言うと、
サマーエールって何?と言われました。
サマーエールってそんなにメジャーじゃないスタイル?
というわけではありません。エールのALEが通じなかったんです。
日本語には無い発音が、英語にはあります。
代表的なのは、RとLです。これは本当に聞き取りも発音も難しく、
非常にやっかいです。RやLの入った名前の人には呼んでも振り返ってもらえず、
教えてもらっても、その通りの発音をするなんて不可能。
同じに聞こえるRとLの発音も、英語圏の人には大きく違うらしく、
すごく小さな単語なのに、通じなくて悲しい思いをすることもしばしばあります。
そもそもエールALEが通じないってどうなの?
エールだよ、と言うと、ああ、ALEね!(←もはやカタカナは不可能)
といわれて、キー悔しい! だからエールって言ってるじゃん!と言っても、
まったく違う単語に聞こえるらしい。
しかしここで困るのは日本人だけではありません。実は日本語にあって、
英語には発音というのももちろん存在するのです。
私の知る限り、この発音が完璧に出来るアメリカ人に会ったことはありません
(日本に住んだことのある人は除く)。
それは “リュウ”。もしRとLの発音を鼻で笑われたりしたら、
お返しに“じゃあリュウって言ってみて!”と言ってやってください。
あれ?ちょっと待って。。。リュウが発音できないなんて、
それじゃあ日本が世界に誇るゲーム、ストリートファイターの主要キャラクター、
リュウはどうなるの?と思われた方も多いかと思いますが(←そうでもない?)
英語圏ではこのキャラクターは ライユウ と呼ばれています。
夫の前の職場に、リュウジさんという日本人の方がいました。
届け物があり、オフィスの受付でリュウジさんを呼んでもらおうとしましたが、
受付の人はそんな人はいないと首をふるばかり。
紙に書いてみせると
オオ! ラーイユージー! と言って、最初からそう言ってよ、
と言わんばかりに肩をすくめられました。
いやいや。。私の発音が正しいんだけどなあ。。。
逆の例を挙げると、ゲーリー(Gary)さんという方がいるのですが、
私が発音するとGayly、つまりゲイっぽい人、と聞こえるので、
ミスター何々、と苗字で呼ぶように、と夫に注意されたことがあります。
す、すみませんゲーリーさん。決して悪気はないんですよ!
というわけで、発音が違うだけで全く通じなくなってしまうというのは本当にやっかいです。
特に旅行中、例えばバーで飲みたいビールをオーダーするにはどうしたらいいの??
というわけで、次回はマイケルに登場してもらい、
アメリカ旅行中のバーでのオーダーの仕方などについて書かせて頂きたいと思います。
▼Beer Study Group
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