どうも、麦酒男です。
県外から友だちが沖縄に遊びに来た時に、オススメのお店はいくつかあるんですが、魚が好きな人を連れていくお店が美栄橋駅から徒歩10分くらいの場所にある「いゆじ」です。
このお店、前日までに予約ができません、たしか。というのも、魚の仕入れ状況でお店を開けたり開けなかったりするからです。なので、当日15時に電話をして、確認をして向かう必要があります。
さて、お店がやっていることを確認したら、予約をして向かいます。店主がひとりでやっているお店で、お客さんは10人も入らないので、予約をして席をおさえて向かった方がいいです。
さて、この日はふたり、カウンターで楽しむことになりました。友だちよりも先に到着したのでオリオンビールを飲みつつ、友だちを待ちます。
こちらが「いゆじ」のメニューです。右のページは読めるけど、左のページは… 魚の名前が島言葉で書かれていますが、全然知っている名前が無く、読めているのかわからないです。文字も独特ですが、この文字と同じくらい店主 にクセがあります が個性的。そんなわけで誰にでも薦められるお店では無いんですが、店主の魚への想いが理解できる方にはオススメできます。
沖縄近海で獲れる魚はいろいろありますが、広く知られていない魚は売れないんですよね。そんな魚でも美味しく食べられるのになぜ?ということで、「いゆじ」では、無名な魚も美味しく食べさせてくれるんです。「今日はどんな魚に出会えるのか?」 まさに一魚一会を楽しめるお店なんです。
魚は友だちが来てからいただこう、ってことでまずは島豆腐(200円)でしのぎます。
お通しの枝豆のように豆腐を食べていると、友だちが来ました。ここからスタートです。まずはざるモズク(400円)。
もずくを麺に見立てて、めんつゆ的タレにつけてズルズルといただきます。島豆腐ともずくでウォーミングアップしたら、いよいよお刺身です。刺し身盛り合わせは3点で950円、5点1,550円、7点2,150円ですが、僕のオーダーはいつも「全種類ください!」です。まずは6点盛りから出てきました。
店主が「これはイタビラ」という感じで教えてくれますが、正直新しい言葉なので、まったく覚えられません。でも、店主曰く「覚えていても次に食べられるのはいつかわかんないからね」ということで、無理して覚えなくてもいいようです。
さて、お刺身はどれも厚切りで歯ごたえがあります。薄く切った刺身に醤油をつけて食べたら、魚の味ではなく醤油の味になってしまう、ということで厚切りなのだそうですが、これがとてもいいのです。
お魚の肉なので、生肉といえば生肉なんですが… お肉を食べるような感覚で刺身を食べていきます。
オリオンビールもいいですが、刺身だったら泡盛の方が合うかな、ということで泡盛を飲みつつ。
6種類の魚が食べ終わったら、次の3種類。後半に美味しいものを持ってきたのか、この3手がどれも美味しかったです、名前はわからないけど…
こちらは皮を軽く炙ってありました。どれも食感はシャッキリしています。
今回いただいた9種の中で一番美味しかったのがこちらです。ほどよい脂と歯ごたえがあって、ビールにも泡盛にも合いそうでした。
沖縄の魚は身が〆って無くて美味しくない… そういうイメージの人も多いと思いますが、ここで刺身を食べたら、その認識が間違いだということに気づくと思います。
さて、刺身をコンプリートしたら、煮付けもいただきます。こちらはキンメ、ではなく、ギンメ煮(1,850円)です。
煮付けの濃い味がしっかりと染み込んで美味しいんですが、いかんせん食べづらく、これは酔う前に食べた方がいいかも。
ここまででかなりお腹いっぱいになったんですが、最後にもう一品。〆の海苔巻的に、地魚みそたたき(950円)をいただきました。
食感がわかるように大きくカットされた刺身を味噌で和えています。これを海苔に巻いていただくんですが、身がしっかりしているので、かなりの食べごたえです。
ということで、島の魚をたっぷり堪能した「いゆじ」でした。
旅慣れていない人にはオススメできませんが、人好き旅好き魚好きな人には超オススメのお店です。
関連リンク
いゆじ(食べログ)