どうも、麦酒男です。
高雄を歩いてて、こんなお店、看板に出くわしました。
現殺!
日本で言う、活〆みたいなことでしょうか。ともかく新鮮なアヒルのお肉が食べられそうだぞ、と期待を抱いて入ってみました。
アヒル鍋のお店のようで、皆さん、焼肉のような形で炭火の七輪的なものの上にのった鍋をつついていました。ということで、我々は基本のセットと適当にオプションをつけつつ、ビールを飲みながら待ちます。こちらのお店も、ビールは自分で冷蔵庫から取ってくるタイプで、いくつかの銘柄がありました。
しばらくすると、テーブルの真ん中、穴の空いたところに炭火が運ばれてきました。
さらにお肉(この色、ツヤ、さすが現殺!)や…
謎の素材(おそらく腱? 食べたらコリコリしてました)や…
きくらげや乾燥した豆腐が出てきました。
セットについているとは知らず、またこんなにボリュームがあるとも知らず、キャベツは3皿になってしまい、一抹の不安がよぎります。
鍋が来ても動揺していたのだと思います。写真を撮らずに目の前のえのき茸を入れていました。目に映るお皿を早く減らしたかったのかもしれません。
火が通ってカサが減っていくのをいいことに、キャベツをどんどん鍋に入れていきます。
どのタイミングで食べていいのかもわかりませんが、とりあえずビールを飲んで…
取ってみました。なんかいい感じに煮えてました。
で、食べると、これがめっちゃ生姜が利いてるんですが、それもクセになる感じで美味しいんです。辛さに耐性が無い人は、辛く感じるかも、というくらいに生姜です。店名にもある薑母鴨って、直訳すると生姜&アヒルってことのようで、ガッツリ生姜のスープで煮込んだアヒルの鍋、ということのようです。
これだけの生姜、そしてアヒルの鍋はこれまでの人生で食べたことがなくて、新体験でしたが、どうして日本に無いんだろう、というくらい美味しいものでした。かなり体が温まるし、なんなら汗もかくけど、野菜もたっぷりだし(オーダー間違えたけど…)、健康にも良さそうです。
鍋の具材で美味しかったのがこちら、パッケージのままで出てきて驚きましたが「豆皮」というもので、揚げた湯葉のようなものでした。
鍋に入れると、湯葉が出汁を吸ってジュワッとした食感になりました。これが思いの外、美味しかったです。
隣の席を見ると、現地の人がテーブルにある2種類のソースを混ぜて、それに付けて食べていたので真似してみました。
醤油マヨネーズ的でもあり、豆腐よう的な発酵系の酸味もあり、まあ独特でした。僕はそのまま食べるほうが好みでした。
終盤、アヒルのくちばし部分が出てきて「現殺」という言葉が脳裏をよぎりましたが…
キャベツもりもり、最後までヘルシーに食べきりました。
2時間くらいの滞在だったでしょうか。お客さんがひっきりなしに来て、我々がお店を出た時も満席でした。
こちらは高雄旗艦店ということですが、他の場所にも何店舗かあるようで、台北にもお店があるとのことで、台湾に行った時(特に冬)にはぜひ食べてみてほしい料理です。ただし、オーダーのしすぎにはご注意ください。
関連リンク
霸味薑母鴨 – 高雄旗艦店(Facebookページ)