どうも、麦酒男です。
クラフトビールが流行り始めて、どれくらい経ったでしょうか。最近も毎月のようにビール、だけではなく、ビールに関する書籍も出版されています。そんな中、先月(2019年5月)発売となった『今飲むべき最高のクラフトビール100』をいただきましたので、紹介したいと思います。
こちら、ビール好きな学者であり、ビールに関する著書もあるマーク・メリさんと、ジャパン・ビア・タイムズ等で記者をされている長谷川小二郎さんの共著になります。ビールに関する本っていろいろありますが、執筆者が普段どれだけビールとの接点があるか、ビールをよく飲んでいるかって結構大事だと思うんですね。その点で、このおふたりであれば間違いないという方々です。
さて、内容ですが、メインはタイトルの通り、今飲むべきだという100銘柄のクラフトビールの紹介となっています。
今飲むべきというのは、著者推薦のものもありますが、ビールのアワードやコンペティションでメダルを受賞したという観点から選ばれているものあります。ただ、すべての受賞ビールが載っているわけではなので、受賞ビールに関しても著者推薦という側面はあるのかな、と思います。(どちらかと言えばメダルを受賞していない「著者推薦」というビールの方が熱いのかな、と思ったり…)
ビールについては、1銘柄300文字程度とさらっと読める文字量ではありますが、ビールのスタイルや原材料、ブルワリーやブルワーについて等、いろいろな情報が書かれて、密度が濃いです。自分で飲んだ時に評価をして、星やコメントが書ける欄もあるのも特徴でしょうか。新書サイズなことを考えると、ビールを飲む場に持参して、これを見つつ飲む、飲んだらメモる、ということをオススメしているんだと思います。
ビール100銘柄の他にも、日本各地のオススメのお店、イベントも紹介されています。特に後半の「著者オススメのビアどころ」は、ビール好きが行くべき都市、さらにそこで行くべきお店もオススメされています。そちらも納得の内容となっていますので、ぜひ手にとって見てみてください。