どうも、麦酒男です。
クラフトビールが飲めるお店が増えてるからって、
またMOOK本なんて出して… そう思っている時期が僕にもありました。
ふと手に取った 散歩の達人MOOK「東京ビアグルメ」は本気でした。
ビール好きならひとり1冊、もっと云えば、職場に1冊、家に1冊あっても
いいんじゃないかってくらい、よく出来ていたので紹介します。
本の前半は、ビールの美味しいお店の紹介なのですが、
大手メーカーのビールを扱っているお店から始まり、
徐々にクラフトビールを扱うお店が増えてくるあたり、
なかなかの流れだと思いました。紹介しているお店の数も
104軒もあり、とても1年では回りきれなさそうです。
そして、個人的に注目したのは写真。
お店の方がビールを注いでいる写真が多いんです。
スタッフの顔は見せたいけど、変に笑っている写真になっちゃったり、
どこか緊張している写真ってビールに似合わないですもんね。
彼らが本気になる「ビールを注ぐ瞬間」を撮ることで、
どれもすごくいい写真になっているんですよ。
ビールのお店はお料理も大事ですが、どんな人がいるのかも大事、
そう考えると、このディレクションはすばらしいなぁ、と思いました。
他にも大手各社のビール工場&併設のレストランの特集や
自家醸造ビールを出すブルーパブの特集、野球やサッカーの
スタジアムのビール事情や東京ドームでアサヒビール売上No.1の
ビアガール(推定20歳)へのインタビューまで… すごいです。
これがあったら生ビールブログいらんわ、と思ったくらいです。
東京近郊に住んでいる方はもちろん、ちょっと遠くに住んでいる方にも
オススメできる本ですので、ぜひ手に取ってみていただければと思います。
今なら書店に積まれているので立ち読みもできると思いますが、
立ち読みすれば、そのままレジに向かってしまうはず…
まあ、使い勝手を考えると、こういう本を電子書籍化してほしいわけですが…
交通新聞社さん、いかがでしょうか?