どうも、麦酒男です。
アサヒビールがスーパードライに続く第2の矢として大々的に缶で売り始めた「アサヒ生ビール マルエフ」をいただきました。こちら、四国工場で製造されていて、一部の飲食店だけに卸されていたビールで、広島の重富さんがこだわって注いでいるビールでもあります。3年前には期間限定で販売されましたが、それがついに通年で販売されることになりました。
いただいてみると、スムースで飲みやすく、アルコール度数が4.5%なこともあってか、グイグイ飲めちゃいます。ホップ、麦芽の印象はありますが、そこまで強くないので、食事と合わせるのにも良さそうです。
元々はアサヒの王道ビールでしたが、スーパードライがブームになり、隠居生活を送っていたような、そんなイメージです。通称・マルエフというのは、フェニックスから名付けられたものですが(Fで始まると勘違いしてたらしい…)、今回も見事に復活を遂げることができるでしょうか? プロモーションはガッキーを起用するなど、かなり力が入っている印象です。
マルエフ自体は美味しいのですが、飲み比べてみるとどうだろう… ということで、ドイツ・ミュンヘンのど真ん中ビール「レーベンブロイ」と日本のど真ん中ビール「サッポロ 黒ラベル」と飲み比べをしてみました。
原材料的には、レーベンブロイは麦芽100%、他のふたつは副原料を使用しています。アルコール度数はマルエフだけやや低くて4.5%となっています。
グラスに注いでみると、マルエフだけ若干色が濃かったです。まずは、レーベンブロイからいただきます。海外のビール的な麦芽の甘さを感じます。飲みやすいですが、若干甘さに違和感がありました。続いては、黒ラベルです。麦芽の旨味とホップの苦味のバランスがいいですね。どちらも悪目立ちしてない感じで素直に美味しいです。
そして、マルエフ。単体で飲むとまろやかに感じられましたが、黒ラベルとの飲み比べとなると、印象は弱いでしょうか。ある意味で、特徴が薄いのがこのビールの強みだとも思いましたし、ということは、劣化や環境の変化に強いと言えるのかもしれません。個人的に感じた何よりのメリットはアルコール度数が4.5%ということでした。
ということで、実は飲み比べてみると、満足度が高いのは黒ラベルでしたが、いろいろなシチュエーション、料理に合わせやすく、グイグイ飲めるマルエフもいいなぁ、なんて思いました。ベストスタンダードなビールが増えてくれるのはうれしいですね。
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アサヒビール アサヒ生ビール(公式ページ)