オ州酒別館 第三回「グラウラーって何?」

グラウラー オ州酒別館

皆さん、オ州酒別館へウエルカム。

この間、ポートランドのビールツアーで日本人のお客さんと訪問したブリュワリーで
クラフトビールを飲んでいた。お客さんはその醸造所で少し変わったビール容器を見て
「あっ、レッドさん、あのデカイ瓶って何?!」と聞きました。

実はお客さんはグラウラー(Growler)のことを発見しました。

グラウラー

グラウラーは普通のビール瓶と違う。まず大きさが違います。
アメリカではスタンダードのビールボトルには12オンス(約355ml)の量が入っています。
しかし、グラウラーは64オンスになります。4つのパイントグラスと同じ量です。
そのデカさで、グラウラーは基本的にお持ち帰り用のビール容器です。

グラウラー並び


さらに違うのはグラウラーの再利用性です。お客さんは一回一本のグラウラーを買うと
一生に使えます。つまり、グラウラーのビールを飲んだ後に同じ(空の)グラウラーを
醸造所またはパブへ持って行って、またビールを入れて貰える。
瓶と缶の大量生産ができる以前も、昔のアメリカ人はグラウラーのような
大きな容器のお陰で、お家でビールを飲めたらしい。

グラウラーのメリットは沢山あります。醸造所のケグからグラウラーにビールを入れますので
お家で超新鮮な生ビールが飲めます。グラウラーのままで2日間から一週間まで、
生ビールの美味しさをキープすることができます。

もう一つのメリットは家で飲めるビールの選択を広げることです。
小さな醸造所にはボトルのラインがないので瓶ビールを提供しない。
も少し大きな醸造所でも限定ビールを瓶にしない。ですからグラウラーがあれば、
家で特別なビールを飲みたい時でも no problemです。

グラウラーコスト

最後の大きなメリットはローコストです。
醸造所かパブでグラウラーにビールを入れること(Growler Fill)のコストは約$12です。
つまり一パイントの生クラフトビールの値段は約$3(250円)になります。安っ!

通常、グラウラーの材料は茶色のガラスです。
しかしグラウラーの人気でもっと格好いいオップションが殖えてきました。
ステンレススチールのグラウラーが今販売されています。

ポートランドグラウラー
出典:Portland Growler Company

僕は欲しがっているのは Portland Growler Company のセラミックグラウラーです。
今年のクリスマスにサンタちゃんはくれるかな?

オレゴンで待っています!

▼オ州酒ブログ
http://oshuushu.blogspot.com/

タイトルとURLをコピーしました