どうも、麦酒男です。
那覇・桜坂劇場の近くにあるディープなおでんのお店「悦ちゃん」に
行って来ました。お店は30年近くやっているらしく昭和のテイストがあり、
その結果、ディープになっている感じではありますが…
このお店、地元でもちょっと変わったお店として有名なんです。
なんでも、お店の扉には鍵がかかっていて、ノックして入れてもらうのだとか。
ひとりで訪れた僕がちょっと緊張しながらドアをノックすると、
中からお店の人が鍵を開けてくれました。
ということで、なんてことはなくビールとおでんをオーダー!
お店はカウンターが8席くらい、そして奥には座敷がありましたが、
悦ちゃん(おかみさん)がひとりで切り盛りしているようでした。
「てびち、大丈夫ですか?」という問いに「大好きです!」と答えると、
出てきましたよ、おでんのセットが。てびちは豚足のことで、苦手な人もいるそうです。
基本は、大根やてびち、それに小松菜がのっています。
おでんに小松菜、というのは初めてだったんですが、食感と出汁の吸い方がよくて、
美味しくいただけました。こういう風に上にのっているということは、
まずはこれでウォーミングアップをして、というメッセージなのでしょうか。
おでんといえば大根! 大きくカットされた大根はしっかりと出汁が染みていました。
てびちが入っているからか、昆布やカツオ出汁のおでんとは違い、
ちょっとコッテリとした出汁のおでんで、ビールと合わせるのに最高です。
追加でおでんを注文すると、鍋から出した具をカットしてお皿に盛りつけてくれます。
もうちょっとください、というと今度は卵とごぼう巻が出てきました。
卵も味が染みてておいしいし、ごぼう巻は中のごぼうがホロホロになるくらい
柔らかく煮込まれていました。
最後は昆布をいただき、栄養のバランスを整えつつ。
僕はひとりで行ったものの、悦ちゃんやカウンターに来た若いカップル、
その他いらっしゃった常連さんとお話を楽しみました。
たしかこの時は好きな歌手の話をしていたのかな…
お店の中にはジュークボックスがあり、電源は入っていたのですが、
壊れているとのこと。1曲かけると止まらなくなってしまうんだとか…
お店は地元の人も多いですが、インターネットで評判を見て来る旅行客も多いそうで、
沖縄に来るたびに通ってくる人もいるんだそうです。
悦ちゃんは昔、三軒茶屋に住んでたこともあって、最近、街の様子を写真に撮って
送ってくれた人もいるんだとかで… まさかここで三茶の写真を見ることになるとは…
ということで、いろいろな人とお話をしてご機嫌の僕です。
ビールを4本くらいいただいたのですが、途中で無くなってしまい、
後ろのピンクの電話から酒屋さんに注文していたのが昭和的でした。
長い沖縄の夜の最初、0次会にちょっとおでんをつまみに来るのにいいなぁ、なんて
思いました。ビールとおでんで胃もトークもウォーミングアップ、というのはいかがでしょうか?