どうも、麦酒男です。
長野のアングロジャパニーズブルーイングカンパニーの Dry Hopped Foeder Saison(2022ver.)をいただきました。名前から「ホッピーなセゾンなのかな?」という感じでいただいたのですが…
いただいてみると「お、サワーエール?」という印象です。ボトル背面にある解説を見てみると「ブレタノマイセスを植菌させたミックスカルチャーの Foeder Saison をベースに、Mandarina Bavaria をドライホッピングしたセゾン」ということです。…難しい。
簡単に言うと、ブレタノマイセスという酵母をつけた木樽でつくったセゾンにマンダリナバーバリアという柑橘系のホップを後から添加した、という感じでしょうか。
香りはブレタノマイセス酵母由来の香りが印象的で、それゆえに僕は「サワー?」と感じたんですが、このブレタノマイセスというのも多くの方は馴染みがないと思います。ブレタノマイセス酵母は、独特の酸味や複雑な香りを生み出すことで知られています。この酵母が木樽(フードル)で熟成されることで、さらに深みのある味わいを引き出しているんですね。
そこにマンダリナバーバリアというホップを後から加えて、複雑な酸味と香り、そして深み… 非常に個性的なビールに仕上がっています。一般的なセゾンとは異なる方向性ですが、これはこれで面白いですね。
それにしても大手メーカーのビールでブレタノマイセスとか出てくることは100年経ってもないんだろうなぁ、と思うんですが、そういう意味でこのビールは「絶対に大手メーカーがつくらないビール」と言えるのかもしれません。
関連リンク
Dry Hopped Foeder Saison(商品ページ)