どうも、麦酒男です。
サントリーから”新発売”となった東京クラフト ペールエールをいただきました。新発売とのことですが、2年前に販売されたクラフトセレクトシリーズのペールエールとパッケージはかなり近いものになっています。
いただいてみると、2年前と同じアメリカンペールエールで、同様の他のビールと比較しても優等生的というか、中庸な印象なのは2年前と近いものがあります。
最近のサントリーは一部で迷走しているように感じます。プレモルのスパークリングゴールドもそうでしたし、今回の東京クラフトもそうです。2年前のクラフトセレクトがうまく行ったのであれば、そのまま継続した方が良いわけで、今回、東京クラフトとしてリニューアルしたのはテコ入れだと思うんですね。ただ、パッケージはほぼ同じで「クラフトセレクト→東京クラフト」に見せ方を変えることでテコ入れができると思っているんだとしたら…
「TOKYOに愛着と敬意を込めて創られた」と書かれていますが、元々はクラフトセレクトだったじゃ〜ん。しかも、クラフトセレクトのサイト(まだ見られます)では、ニューヨークビールレポートを掲載してアメリカに寄ってたじゃ〜ん、と。
たとえば、神奈川の地ビールメーカー・サンクトガーレンは2009年から湘南ベルマーレとタイアップしてビールを売っていたり、ベイスターズもオリジナルビールを醸造してスタジアムで売っていたりするけど、その土地に愛着とか敬意とか言うのであれば、そういう風に親しまれるビール造りとコミュニケーションをしないとダメでしょう。な〜んか、最近のサントリーって、うわべだけのものが目立ってきている気がします。まあ、それで売れれば問題無いとは思うんですが…
ジョジョの奇妙な冒険のセリフで『お前の行動が真実から出たものなのか…… それともうわっ面だけの邪悪から出たものなのか? それはこれからわかる。あんたははたして『滅びずに』いられるのかな?』というものがありますが、はたして東京クラフトはどうなるでしょうか。
関連リンク
サントリー TOKYO CRAFT(公式ページ)