どうも、麦酒男です。
ビールの評価基準のひとつに「ドリンカビリティ(Drinkability)」というものがあることをご存知でしょうか? Drink – ability、直訳すると、飲む力、でしょうか。
ドリンカビリティというのは、簡単に云うと、「飲みやすさ」ではなく、飽きずに飲み続けられるか、ということ、と僕は理解しています。
たとえば、日本人にとって軟水は飲みやすいものですが、何リットルも続けては飲めませんよね? ただし、おいしいビールは何杯飲んでも飽きなかったりします。“何杯飲んでも飽きない”、飲み干した後にさらにもう1杯飲みたくなる、そういうビールは “ドリンカビリティの高いビール” と云えるわけです。
ビール好きにとって、ドリンカビリティが高いビールというのが、うれしい存在であることは間違いないと思うのですが、お店にとっても、何杯も売れるビールはありがたいものですね。アサヒ スーパードライは、ドリンカビリティの高さを伝える営業で取扱店を増やした、というお話も聞いたことがあります。
僕にとって、ドリンカビリティが高いビールとして、何よりも先に思いつくのがブルックリンラガーです。ブルックリンダイナーでのイベントの時には、パイントで9杯もいただいてしまいました。しかも、飽きることなく、ずっと美味しかったです。
チェコで飲んだピルスナーウルケル(プルゼニュスキープラズドロイ)もドリンカビリティが高くて… 一軒のお店で3リットルも飲み続けました。何杯飲んでも美味しいし、どんどん飲めちゃうんですよねぇ。
ということで、飲みやすいかではなく、何杯も飲みたくなるビールかどうか、という評価基準でお好みのビール、相性のいいビールを探してみるのもいいかもしれませんね。そんなドリンカビリティの高いビールこそ、一生お付き合いできる、生涯のビールなのかもしれません。