カリフォルニアからこんにちは 第8回「一杯ご馳走してもいいですか(女性編) Can I buy you a drink?」

ビアバーにて カリフォルニアから

日本で外国人がモテることがあるように、
アメリカでは日本人だけでなくアジア人は男性も女性もとてもモテます。
私は以前ハワイにある学校で働いていましたが、日本人の生徒さんから(男性も女性も)
他国籍の学生に誘われて困る、といった相談をよく受けました。
また、多国籍の人から日本人の友人を紹介して欲しい、と頼まれることも。

今回は ビアバーで 一杯ご馳走してもいいですか?と聞かれた場合について。女性編です。

ビアバーにて


日本ではご馳走してもらう場合もあるかもしれませんが、
アメリカではお断りしたほうがいいと思います。いろいろな体験談を聞きますが、
ハッピーエンディングは残念ながら聞いたことがないのです。
実際にお友達が経験した事例を2つ、紹介させて頂きます。

1. 友人Aちゃん談
“一杯ご馳走させてくれませんか?これは自己紹介代わりに。” と、
肩書きの付いているビジネスカードをくれたの。会社の経営者になってて、
見かけも服装も普通だし、話しも面白いし。でもよくよく聞いてみると、
そのビジネスは“これから開業予定”。 あっ これ、ナンパの手口なんだわって(笑)
有名企業の偽カードを作るのと違って、嘘ではないところがポイント!
嘘じゃないけど、あくまでも未来系。

2. 友人Bちゃん談
“いっしょに飲んでもいいですか?” とバーカウンターの隣の席に移動してきたの。
もう話しが面白くて、笑って顔の筋肉が痛くなったくらい。
彼が手でもてあそんでいる車のキーには、高級車のマークがついてて、
別に高級車が好きなわけではないけど、こういう高級車に乗れるくらいだから、
しっかりした仕事もしている普通の人なんだろうって。
でも帰る時になって 実は車は “修理中” であり
“帰るならいっしょに乗せていってくれない?”と頼まれて。。。
(この話には面白い続きがあるのですが、長くなるのでここでやめておきます。)

私は、日本とアメリカだと外でお酒を飲むという認識が少し違うと思います。
日本では合コン(もしかして死語でしょうか?)を居酒屋でやるのは普通ですし、
初デートで飲みに行くこともあるでしょう。
女性がひとりで飲みに行くこともあると思います。
しかしアメリカでは、知り合って間もない頃はお酒をいっしょに飲むことが
少ないように思います。女性が一人で飲みに行くことも、殆ど聞かないかな。。。

なので、バーで知り合ったり声をかけられたりする場合、
日本よりも下心がある可能性が格段に高いと思うのです。
飲みに行こうよ!と言われて、ビール好きだし、オッケー!と日本の感覚で答えると、
男性に期待を抱かせてしまう可能性も高いと思います。

ご馳走される?

日本人の女の子は外国人に弱くて、イージーだなんていうのを聞くと、
私はちょっと”?”と思うのです。 そんな簡単な日本人の女の子、実際に会ったことないです。
誤解されるイメージのひとつに、お酒の飲み方の違いがあるように思います。
日本人はお酒の飲み方がオープンで、別にいっしょにカウンターに座って飲んだからって、
それに深い意味があるわけではないですよね?(ある場合もあるかもしれませんが)
異性友達同士だって、いっしょに飲むことがあるでしょう。
ここにギャップがあり、誤解される要因があるのかな、と思います。

というわけで、バーでご馳走させてくださいといわれても、断ったほうがいいと思うのです。
ただお友達が欲しくて、旅行中の楽しい思い出を作りたいと思っていても、
相手はそうではないかもしれません。

アメリカ人の男性に、日本の女性を紹介して欲しい、と言われる場合、
私はまず日本人女性に対するイメージを確認しています。

“まず、おとなしいなんてことないよ。(おとなしい日本の女の子なんて見たことないです)
大人しく見えるのは、言葉のギャップがあるからで、本当の日本人の女の子は
とっても元気で活動的なんだよ。 料理が苦手な人だって多いよ。
なんでも言うことを聞くなんてまさか思ってないよね?”

次回は男性編です♪

(最後に)
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