流浪麦酒 Vol.6 マフィア発祥の地、シチリア島

ゲストブログ

こんにちは、お酒の入手が困難なモロッコを近日中に飛び出し、
友人が住んでいるイタリア南部のシチリア島に行くことにしました。
シチリアには過去に3度訪れたことがあり、現地の友人もたくさんいるので、
この島のことについて書いてみましょうか。

この写真は…何だったかな。確かキリスト教の聖人を祝う日で、
近隣の住民が集まって開かれたランチパーティーだった気がします。

ラテンの血が流れるイタリア人に美人が多いのは本当で…

歳を重ねてもイタリア人男が色気を失わないのもホント。


当然ながら食べるモノすべてが美味しく…

ピザも観光客向けの町でなければ1枚500円以下で食べられます。

イタリア料理のイメージにはないかもしれませんが、シチリアではソーセージも美味かった!
ドイツのモノより、野菜やハーブがふんだんに練り込まれていて、
深みのある味わいのソーセージでした。
今まで食べたソーセージの中ではコレが一番美味しかったかも。

他にもシチリア名物と言えば、トマトソース味のライスコロッケ、アランチーニや…

アイスクリームやシャーベットをほくほくの温かいパンですくって食べるグラニータなどがあります。

イタリアのお酒と言えば、やはりワインでしょう。
スーパーなどでは何百種類ものワインが並んでいるのが当たり前ですが、
地方の家だと自家製ワインを毎年何樽も作っている家も珍しくありません。

そしてビール! ヨーロッパのどこの国でもビール文化は当たり前のように発展していますが、
イタリアでもそれは同じ。シチリアだけでも知る限りで2種類の地ビールを見つけましたよ。
私が世話になったファミリーやその友人を見ただけの印象ですが、
自宅でビールを飲んでいるのを見た記憶がありません。
外で食事をするときやカフェで少しゆっくりするときに見かけただけで、
家で家族や友人たちと会話をしながら嗜むのは毎回ワインだったような…。

シチリアでは何を飲み食いしても美味しかったんですが、
その理由の1つに、あちこちで美味しい水が湧いているから、がある気がします。
どこの村でも2,3ヶ所ほど水が汲める場所があり、それが実に美味しい。
こういう水で育つ野菜が甘みが強く、新鮮なのもわかりますし、
それだからオリーブオイルと塩コショウだけの
味付けのサラダがあれほど美味しいんでしょうね。
※ローマやヴェネツィアを訪れた旅行者から
「イタリアの食事は酷かった…」という声をよく聞きますが、
イタリア人が手を抜くと日本のイタ飯以下のモノが出てくるのは確かです。
「どうせ二度と来ないお客ばかりだし…」と思って、
新鮮じゃない素材で雑に作っているんでしょうね。地元の人ばかりが集まる場所で、
ちゃんとしたモノを食べればイタリア料理の真骨頂が味わえると思いますよ。

何度も訪れているシチリアでは、もう観光をすることはほとんどありません。
みんなでピクニックに出かけたり…

決まった時間に決まったお客がやってくるカフェバーで何でもない雑談を楽しんだり…

村人の結婚式の写真を撮らせてもらったりして、のんびり過ごすようにしています。
今回のシチリア滞在もそんな緩い感じになると思いまーす。

そうそう。シチリアというと「治安が悪いんじゃないの?」という質問をよく受けます。
スリ程度の犯罪はあるでしょうけれど、マフィア発祥の地という第一印象ほどの
治安の悪さは感じません。マフィアが観光業(ホテルなど)を手掛けているので
観光客には手を出さないという噂もあります。人が多少保守的なところもありますが、
冬でも寒さが厳しくないリゾート地なので、チャンスがあれば是非訪れてみてください。

シチリアの近くにあるマルタ共和国も素晴らしいので、その2ヶ所をセットで回って欲しいですね。

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