4月にイースターのことを書こうとしていたら、
2013年は3月31日がイースターでした!
これはキリスト教に関係するお祭りでして、春分の日のように、
年によって日付が変る祝日なのです。ここ数年4月だったものですから、
すっかり油断しておりました。というわけで、これを読んで頂く頃には、
今年のイースターは残念ながら終わってしまっているのですが、
来年(2014年)は4月20日とのこと。
こういうお祭りもあるんだな、と面白がって頂けたらうれしいです。
イースターとは、日本語では復活祭と訳されている通り、
十字架にかけられたイエスキリストが復活したことにちなんで祝われるお祭りです。
“生命” を意味する日なので、卵や肉類、動物性油脂のバターを
ふんだんに使ったお菓子を食べます。
あれ? でも、せっかくキリストが復活したんだから、生を尊ぶ意味で、
殺傷は控えるべきでは。。と思いますが、実はイースターの前は、
キリストの受難と死の期間に当たるため、食事の節制が行われます。
(敬虔なキリスト教徒は今でもそうでしょうが、現代ではあまりこの節制はなく、
楽しいイースターだけが残っている感があります笑)
復活した日は、お祝いだ!肉だ!お菓子だ!
と、ようやくご馳走にありつけるというわけです。昔々は冷蔵庫などもなかったので、
節制時に食べずに置いておいた卵などを消費するという現実的な面もあったようです。
イースターのキャラクターといえば、イースターバニー。うさぎです。
これはサンタクロースのように、前の晩に卵やお菓子をバスケットに入れ、
子供たちに届けるという伝説があり、今でも子供がいる家庭では
イースターバスケットを用意します。昔々は生の象徴、卵を茹でて、
殻をカラフルな色に染めてプレゼントしたそうですが、
時代と共に変化した今、卵型のプラスチックケースの中に
チョコレートやキャンディーなどのお菓子を入れます。物が豊かになった今では、
ゆで卵をもらって喜ぶ子供もあまりいないのでしょうね(^_^)
この日、イースターバニーは大忙しです。子供にプレゼントを配るだけではなく、
ホワイトハウスにも登場しますし
(写真はワシントンポスト紙から)
各地のイベントでは子供たちと遊んだりします。
(写真はこちらから)
でも中途半端なバニーは大泣きされちゃいます。
というわけで、日本ではあまり祝われないイースターですが、
こちらでは現在ではキリスト教かどうかはあまり問われることなく、
子供がお菓子をもらって遊べる日となっています。
この時期にアメリカを旅行されることがありましたら、
こういったイベントに参加してみるのも楽しいと思います。
ショッピングモールや公園でイースターバニーを見かけたら、ぜひ参加してみてくださいね!
▼Beer Study Group
http://www.beerstudygroup.com/