キリンビール キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ

キリンビール キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ ビール批評

どうも、麦酒男です。

今年になってからノンアルコールビールをいろいろと飲んでいますが、キリンビールから気合の入った商品が登場しました。「キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ」というネーミングで、ラガータイプのビールを醸造した後で、脱アルコール処理をしたもの、ということで「ラガーゼロ」というネーミングなんですね。

パッと見、パッケージデザインは「本麒麟」に近い気がします。パッケージには、漢字、ひらがな、カタカナ、英語、数字があり、「本格」「ゼロ」「ビールに近い味」とかなりの情報量です。

キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ

いただいてみると、「確かに!」というよりは、意外とこれまでのノンアルコールビールとの違いをそこまで感じませんでした。つまり、アサヒゼロやプレミアムアルコールフリーと近い気がしました。個人的には本麒麟や淡麗グリーンラベルのように、他社の同カテゴリーと比べてホップの特徴を感じやすい商品を期待していたのですが、キリンビールらしい苦味は感じられませんでした。

これは飲み比べをしなくては、ということで、青いノンアル(アサヒゼロ)と赤いノンアル(ラガーゼロ)を飲み比べてみました。

アサヒゼロとラガーゼロ 飲み比べ

飲み比べをしてみると、ハッキリと違いがわかりました。アサヒゼロは水っぽいというかクリアな感じが強く、ラガーゼロはたしかにビールの麦芽っぽい風味を感じます。温度の変化とともに味が変わるのはラガーゼロで、ぬるくなってくると麦芽的な香りにネガティブな要素が出てきました。これは好みが分かれそうです。

さらに原材料を比較してみると、ラガーゼロは本格醸造って謳ってるけど、どうなんだろうという気も…

アサヒゼロとラガーゼロ 原材料比較

ラガーゼロの公式ページには「本場ドイツの技術メーカーから取り寄せた脱アルコール設備により」と書かれています。本場ドイツの技術メーカーから取り寄せたって、付加情報っていうか、特に書かなくても良いものだと思うんですが、わざわざ書いてあるということは、これからも本場ドイツの技術メーカーから取り寄せた脱アルコール設備をつかってブラッシュアップしていく、そうあってほしいです。

日本のピルスナーって本当に美味しいのに、ノンアルコールビールはまだまだだと思うんですよね。やっと脱アルコールのノンアルコールビールが本格的に始動したという感じで、ここから美味しい商品が出てくるといいよなぁ…

関連リンク
キリンビール 本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ(公式ページ)
キリン本格醸造ノンアルコール ラガーゼロ(商品ページ)

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