どうも、麦酒男です。
サッポロビールが先行していたプリン体&糖質ゼロのビールですが、
9月2日からサッポロビール以外の各社も一斉に販売を開始しました。
そこで各社商品のスペックと味わいの違いを比較してみました。
サッポロビール 極ZERO
当初は新ジャンルで発売していたものの、発泡酒として再スタートとなった極ZERO。
他社よりも早い7月から販売を開始しています。
ビールが薄まったような風味がするものの、
最後にビールらしからぬ苦みを感じます。これが惜しい…
サントリー おいしいZERO
同社の他のビールと同様、天然水100%仕込みで造られています。
味わいはノンアルコールビールに近い、薄く甘い感じがありますが、
他と比較して旨み的なものが一番感じられるビールでした。
アサヒビール アサヒ スーパーゼロ
飲んだ時に華やかな甘みを感じますが、その後から変な苦みを感じます。
美味しいビールで感じられるホップの苦みというよりは薬品的な苦みなので、
ビール好きには受け入れられないんじゃないかと思います。
キリンビール 淡麗プラチナダブル
飲んでみるとちょっと苦めのジュースのような印象です。が、苦めでありながらも、
スポーツドリンクのような甘みがあり、薬品っぽいというか、複雑怪奇な味でした。
ここで各社商品の原材料を見てみましょう。
サッポロビール 極ZERO
麦芽、ホップ、大麦、苦味料、カラメル色素、スピリッツ、水溶性食物繊維、エンドウたんぱく抽出物、香料、酸味料、安定剤(アルギン酸エステル)、甘味料(アセスルファムK)/アルコール分 4%
サントリー おいしいZERO
麦芽、ホップ、糖類、醸造アルコール、香料、酸味料、カラメル色素、苦味料、甘味料(アセスルファムK)、クエン酸K、炭酸ガス含有/アルコール分 5%
アサヒビール アサヒ スーパーゼロ
麦芽エキス、ホップ、カラメル色素、アルコール、食物繊維、米乳酸発酵液、酸味料、香料、乳化剤、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(ビタミンC)、甘味料(アセスルファムK)/アルコール分 5.5%
キリンビール 淡麗プラチナダブル
麦芽、ホップ、大麦、苦味料、糖類、カラメル色素、スピリッツ、香料、酸味料、加工デンプン、甘味料(アセスルファムK)/アルコール分 5.5%
本来は「麦芽、ホップ」だけで済むところですが、これだけいろいろ入っています。
「麦芽、ホップ」だけのビールが100%の健康体とするなら、
かなりドーピングをしている感じがして、不健康な気分になってきます。
これが美味しければいいんですが、正直、美味しくないからなぁ。
ということで、妥協点を探してみようと思い、ゼロではないけどプリン体&糖質が
だいぶカットされているリキュール類を試してみました。
キリンビール 濃い味 糖質ゼロ
ゼロ系発泡酒と比べて、だいぶビールに近くなった印象です。
旨みや香りが自然に出てきている感じ。ただ、なぜでしょうか、
花火の時に火薬が燃える匂いがありますが、それに似た匂いを感じました。
アサヒビール Asahi off
クリアアサヒを始めとするアサヒビールらしさが出ているビールでした。
よく言えば飲みやすい、悪く言えばうすい。でも、今回飲み比べた中では
これが一番ビールに近くて、これなら飲めると思いました。
ちなみにこちらもいろいろ入っています。
すべてに共通して入っているのは、甘味料のアセスルファムKですね。
今ではいろんなドリンクに入っていて、特に問題は無いようですが、
あまりいい気分がしないのは、ビールオタクだからでしょうか。
そんな中、プリン体はゼロではないものの、糖質ゼロで
ある程度飲めるビールを見つけました。アサヒスタイルフリー です。
原材料は麦芽、ホップ、糖類、カラメル色素、酵母エキス、大豆たんぱくと
アセスルファムKや香料は入っていません。グラスに注いでもそれなりに飲めますが、
オススメなのは、冷やして缶のまま飲むことです。変な香りや風味を感じづらくなり
スッキリとしたビールとして飲むことができると思います。
糖質を気にするけど、それなりに満足感がほしい方にオススメです。
(淡麗グリーンラベルもかなり好評ですよね。糖質70%オフだけど…)
いずれにしても、これらのビールは機能面を重視しているものなので、
美味しいとか添加物とか言いだしたらきりがないのかもしれません。
さて、ビール好きな皆さんはどんな選択をされますか?
関連リンク
サッポロビール 極ZERO(公式ページ)
サントリー おいしいZERO(公式ページ)
アサヒビール アサヒ スーパーゼロ(公式ページ)
キリンビール 淡麗プラチナダブル(公式ページ)
キリンビール キリン 濃い味(公式ページ)
アサヒビール Asahi off(公式ページ)
アサヒビール アサヒ スタイルフリー(公式ページ)