どうも、麦酒男です。
先日のサントリー武蔵野ビール工場の見学の際、
横山工場長にお話を伺ってきました。
僕が聞きたかったのは以下のようなことでした。
1. サントリーが目指す「おいしいビール」の方向性とは？
各ビールメーカーとも“おいしい”ビールを作ろうとしていますが、
そもそもおいしいってとても主観的な言葉だと思います。
サントリーが目指すおいしさ、というのはビール好きが評価するものなのか、
それとも誰でも飲めるものなのか、はたまた何杯でも飲める、という
ようなものなのか、どういう方向性なのでしょうか？
2. 最高金賞を３度も獲得したモンドセレクションには今後も出し続けるのか？
テレビCMでは「最高金賞の味」というわかりやすい売り文句になっていますが、
ただ、味に関しては実態がないような気もしています。
また、３年連続で最高金賞ということですが、４年目、５年目と出していって、
ある程度はそれが特徴という宣伝の仕方が続くのでしょうか？
3. 缶、瓶、樽生のビールに味の違いはないのか？
ビールはとても繊細な飲み物だからこそ、工場では同じビールだけど、
飲む時には、缶や瓶や樽で味が違う気がするんですが、
味の違いについてはどう思われますか？
といったことです。
どの質問にも、とても真摯にお答えいただきました。
ちょっと意外だった回答もありました。
1. サントリーが目指す「おいしいビール」の方向性とは？
「何杯でも飲める」ということをおいしさのベクトルにしています。
１杯目を飲み終わったら、その余韻で２杯目が飲みたくなる、
そしてそれが３杯目、４杯目と続く。そういう、ずっとおいしいと
感じられるビールがおいしいビールだと思いますし、作りたいと思っています。
2. 最高金賞を3度も獲得したモンド・セレクションには今後も出し続けるのか？
実は、モンドセレクションは最高金賞を3度取ると、
次から出せなくなってしまうんです。
ですので、2008年はザ・プレミアム・モルツは出品していません。
テレビCMなども味や香りの素晴らしさを伝えるものになると思います。
3. 缶、瓶、樽生のビールに味の違いはないのか？
輸送の状態やどれくらい時間が経っているかなど、
缶、瓶、樽による飲むまでの過程の違いが味に出ることもある、と思います。
あと、やはり注ぎ方による差が大きいと思います。
缶や瓶は最初にしっかりと泡を立てて、ゆっくりと注ぐのがコツです。
ということでした。横山工場長、ありがとうございました！
まさか、モンドセレクション最高金賞が３年までだとは…。
イチローのようにずっと続くのかな、と思ってはいたのですが、
このビールに関しては、モンド・セレクションという
枠にとらわれず、もっともっとおいしさを広めてもらいたいです。
そして、そのおいしさをしっかりと家で楽しむためには、
グラスに注ぐのは不可欠のようです。
皆さんもこの週末は最高の注ぎ方で
ザ・プレミアム・モルツをいただいてみてはいかがでしょうか？
▼サントリー ザ・プレミアム・モルツ
http://www.suntory.co.jp/beer/premium/
▼サントリー樽生 おいしさの秘密
http://www.suntory.co.jp/beer/secret.html