アメリカビール紀行を終えて感じていること

オレゴン州ポートランド 麦酒雑記

どうも、麦酒男です。

アメリカで行ったお店はこれから徐々に更新していくとして、
まずは9日間の旅を終えた感じたビールに関係するいくつかのことについて
書いてみようと思います。

オレゴン州ポートランド

アメリカで感じたのは、ビールそのものの質や量の違いよりも
ビール好きのための環境の良さです。小さい街でも少し歩けばブルワリーがあり、
常連さんや旅人がそこのビールを楽しんでいます。
実は去年のアメリカ旅行で、ビールの質については
日本も負けていないと、高いお金を払ってビールの旅をするなら
別の場所でもいいかなぁ、と思っていました。
ただ、お祭り好きの僕としては、去年、少ししか参加できなかった
アメリカのビールのお祭りをもっと見てみたいということで
今回は、2つのフレッシュホップ祭りに参加できる予定を組みました。
お祭りに関しては別記事で書こうと思いますので、
まずは去年、そして今年も感じたビールのことから書いてみます。

シンクオブビア


とんでもないビール以外は日本のビールも美味しいです。ほんと負けてないです。
ただ、バカみたいにホップが効いてるとか「なんでそんな材料を使うんだ?」
みたいな発想は、アメリカの方が得意な気がします。
アメリカでは自家醸造が認められていることもあって、失敗の数も多いし、
失敗に対しても寛容なのかなぁ、と思いました。(もしくは、失敗したものでも
いろんな人がいるアメリカなので、それを気に入る人もいたり…)
そんなわけで、その分、成功の数も多いのかもしれません。
アメリカでは自家醸造も含めると、とんでもない数の醸造家がいるはずですから。

ただ、アメリカはビールに合わせる食事の種類が少ない気がしました。
ポートランドではシーフードのお店やイタリアンのお店にも
”当たり前”にクラフトビールがありましたが、
ビアバーでは、ハンバーガー、サンドイッチ、ピザがスタンダード。
アメリカのハンバーガーは美味しいし、ビールとの相性は抜群なんですが、
そればかりで飽きちゃう、みたいな。

ハンバーガー

日本はいろいろな食事があり、いろいろなペアリングができると思います。
日本の食事に特化したお店が自分のお店の料理に合わせて
ブルワリーと協力してビールをカスタマイズしたり… なんてことで、
餃子×ビール、お好み焼き×ビール、天ぷら×ビール、などなど
そのお店でしかできない体験を創り出す、なんてのが
日本の発展の仕方なのかなぁ、と思いました。

さて、アメリカのビアバーですが、主に
・ビール(食事)を楽しむ
・音楽を楽しむ
・スポーツ観戦を楽しむ
の三種類があるように思いました。
(だいたい、どこに行ってもテレビではスポーツが流れているんですけども…)
今のところ、日本では「ビールを楽しむ」以外には無いのかなぁ、と。
たしかに日本では誰もが見るスポーツって今はあまり無さそうなのと、
時差が無いのでスポーツの時間がだいたい一緒なのと、
いろいろ理由はあると思うんですけどね。
すごい設備ではなくても、ちょっとした生演奏を楽しめるような
クラフトビアバーなんかは、日本にもあっていいんじゃないかと思いました。

飲み比べ

今回はお祭りに参加したり、行ったお店が多かったりしたこともあり、
多くのビール好きな人たちに出会いました。が、日本とアメリカ、
これはそこまでの違いは無かったですね。ビール好きに国境は無い!
出会ったビール好きはみんな笑顔が素敵で、とてもフレンドリーでした。
(もちろん時々そうでない人もいるんでしょうけども…)
お祭りで一緒に写真を撮ったり、ビアバーで盛り上がったり、
いろいろなことをきっかけに友だちもできました。
そういえば、日本では自家醸造が違法だという話をすると
みんな一様に悲しそうな顔をするのが面白かったです。
(面白がってばかりもいられないんですけども…)
クラフトビールが好きで飲んでいる人はやっぱり主張や想いがあって
お話していても面白いですし、素敵な人が多かったです。

ビアバーにて

ビール、お店、ファンについて、今、思ったところを書いてみました。
日本での自家醸造は数年先の未来には無さそうですが、
「グラウラーでお持ち帰り」についてはアリなんじゃないかと思っています。
さてさて、これからどうなりますか……

グラウラーを持って好きなビアバーに行って、ちょっと話をしたり、
1杯飲んでグラウラーにビールを詰めて帰る…
いやはや、素敵なビール生活じゃありませんか!
ポートランドはこんな感じで、ビール好きには天国と言える場所でした!
(あ、ポートランドのストリップはクラフトビールも安いし、
おねえちゃんも見られるしで天国だった、という話はこちらでどうぞ)

最後に、ポートランドでのビール×旅ライフを最高のものに
アテンドしていただいたオ州酒ブログのレッドさんに心から感謝します!
もちろん、ストリップへのアテンドもね! ありがとうございました!

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