ビアバレー渋谷の反省点と今後の課題などをまとめてみた。

フゾンテ! ブロガー・イベント

どうも、麦酒男です。

先月13日から23日まで、11日間行われたビアバレー渋谷2010ですが、
おかげさまでなんとか終了いたしました。
最終的にスタンプ(参加)していただいた人数は108人でした。…煩悩の数ですね。

乾杯!


いくつかのお店を巻き込んでのイベントを企画するのは、今回が初めてだったので、
蓋を開けてみなければどうなるかわからなかったのが正直なところでした。
とはいえ、参加人数に関しては当初想定していたよりも少なかったです。

そこで今回のイベントに関して、反省点や今後の課題、
気付いたことをまとめておこうと思いました。

■ビアバレー渋谷の発端
数年前から渋谷では、日本の地ビールはもちろん、
アメリカ、ドイツ、ベルギー、アイルランド、さらにその他の大陸…
世界中のビール、しかも樽生が揃っている街になりました。
おそらく、渋谷は日本で一番ビールが楽しめる街、といってもいいと思います。

ただ、その事実や楽しみ方って、そんなに伝わっていないのでは…
ということで、渋谷(ビターバレー)をビールの谷(ビアバレー)として
広められるイベントができないだろうか、と考えたことが始まりです。

9月上旬、そんな話を渋谷のグリフォンでしていたら、店主の山口さんが
「とりあえずやってみましょうよ」と乗ってくれて、この企画が動き出しました。
ちょうどその頃、他のお店の方ともスタンプラリーができないかと、
話していたんだそうです。いいタイミングでした。

■開催までの経過
まずは、このお店が参加してくれたらいいなぁ、というお店を僕が選びました。
お店への最初の声がけは、グリフォン・山口さんが行ってくれるということで、
僕は主に企画設計をしたり、システム周りを調整することになりました。

システムに関しては、30min.(サンゼロミニッツ)谷郷さん
相談にのっていただき、30min.のシステムを使い、
iPhoneアプリとガラケーを使って行うことになりました。

山口さんのファーストコンタクトで好感触だったお店には、
僕が企画書や、お客さんにどんな風に対応してほしいかをまとめて、
説明に行く手はずになっていたのですが、参加店舗がしっかりと決まらないまま、
時間が経ってしてしまいました。結局、今回参加いただいた6店舗に
GOサインをもらったのは11月のはじめでした。

そこからチラシやテーブルに置く三角POPなどを急ピッチで作り、
なんとか11/13からビアバレー渋谷がスタートしました。

ビアバレー渋谷 告知ツール

今回は、各参加店舗のオーナーさん、店長さんが一同に介することが無く、
僕と谷郷さんで手分けをして各お店を回り、調整をしていたのですが、
お店ごとに懸念点や設定の条件などが異なり、
その調整に時間がかかった、ということもあります。
次回があるとしたら、一度でも各お店の店長さんが一同に介して、
顔合わせをして、連帯感を持つことが必須だな、と思っています。

■PRとBR
イベント開始前日の12日には、CNETの鳴海さんやネタフルのコグレさんと一緒に
プレスツアーならぬ、プレツアーを行いました。

また、30min.の谷郷さんとは、イベント開始時にWEB媒体に掲載されたらいいね、という
話をしていて、お互いに動いた結果、主に3媒体に掲載していただきました。

CNET JAPAN
84ism
日本地ビール協会 “I Love Beer 通信”

もっと多くの媒体に掲載されたかったのですが… このあたりも次回の課題です。
プレスリリースを送る際、どこにスポット当てたものにすればいいのか等、
もう少し考えなければいけないなぁ、と思いました。
「ビールが1杯500円で飲める」ということをウリにした内容だったのですが、
地ビールにしては安いですが、大手メーカーのビールからしたら
オトク感はないですもんね。それであれば、値段を前面出すのではなくて、
「○○種類のビールが渋谷に集結!」的なキャッチだったり、
「必ず1杯無料になります!」というようなことを出した方が良かったのかな、とか。
さらに云えば「ビアバレー渋谷」というタイトル自体がダメだったかな、とも思っています。

■イベント開始
僕の聞いている範囲では、大きな混乱もなく、11日間のスケジュールを終えました。
まあ、結果的に参加人数を考えると、お店に人が入れない、という数でもなく、
初のイベントとしては、かえってよかったのかもしれないな、とも思えます。

乾杯!

ただ、小さいトラブルはいくつかありました。まず、ガラケーでの参加について。
三角POPやチラシに方法は書いていたものの、何人かのお客さんから
「分かりづらい」という声が挙がったようで、僕のブログで画像入りで
参加方法を掲載したり、お店用にシートを作成して持って行きました。

あとは、スタンプせずにおためしビールだけを飲むお客さんが出てきたということ。
これはオペレーションの課題だと思っています。今回、30min,の仕組みを使うことで、
スタンプラリーに参加していることがTwitterのタイムラインに流れる、
それを見た人がさらに参加する、という設計だったのですが、
その流れに入らない人が出てきてしまいました。

「ビールの値引き」をしなければ、twitter上に流れなくても問題は無いわけで、
値引き分をプロモーション費のように考えたのが間違いだったのかな、とも思っています。
つまり、500円でビールを飲みに来るということは、
クーポンを配っているのともしかしたら変わらないのかな、とか。

地ビールや海外のビールをあまり飲んだことが無い人に対して、
値引きをせずに来てもらう、楽しさを感じてもらう良いアイデア、
現段階でまだ思いついていません。これを解決できるアイデアがあったら、
それはビールじゃなくても、なんでもうまくいきそうな気がしますが、
だからこそ、これからもしっかり考えてみたいと思います。

■終わってみて
最初に述べた通り、スタンプを押してくれたのは108人でした。
次回以降で、これ以上に盛り上げていくためには、
ユーザー同士がもっと競い合う仕組みや、ちょっと興味がある人を誘える仕組み、
知らない人を巻き込むポイントの設計が必要だなぁ、と感じています。

あと、今回はチラシやPOPの印刷費はもちろん、システムの制作を
30min.さんに行っていただきました。そこにはコストがかかっているわけで、
次回以降、そのコストをどう解決するのか、つめなければなりません。

また次回に…

■最後に
Just a Blogger な僕が、渋谷で多くの人やお店を巻き込んで
11日間のイベントができたのは、ご協力いただいた6店舗の皆さん、
そして、谷郷さんをはじめとする 30min.スタッフの皆さんのおかげです。
やってみないとわからない、というイベントにご協力いただき、
ありがとうございました。そして、イベントに足を運んでいただいた
107名のみなさんもありがとうございました!

次回、ビアバレー渋谷を広めるべく、またイベントがあるのか、ないのか、
今の段階ではわかりませんが、今回の反省点や課題を活かして
さらに楽しいイベントにできればと思っています。
その時にはどうぞよろしくお願いいたします。

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